ことし9月、東京・六本木の飲食店経営、藤本亮介さん(31)が目出し帽をかぶった集団に金属バットのようなもので殴られて死亡した事件で、凶器を持って集まった疑いで逮捕状が出ている1人を含む男2人が警視庁に出頭しました。警視庁は男らから事情を聴いていて、容疑が固まれば逮捕する方針です。
この事件は、ことし9月、東京・港区六本木のクラブで客の藤本亮介さん(31)が目出し帽をかぶった男らに金属バットのようなもので殴られて死亡したものです。警視庁は、防犯カメラの映像などを基に、凶器を持って集まった凶器準備集合の疑いで元暴走族グループ「関東連合」のメンバーなど15人の男らの逮捕状を取って行方を捜査していました。
その結果、逮捕状が出ている1人を含む30代の男2人が、警視庁に出頭してきたということです。警視庁は男らから事情を聴いていて、容疑が固まれば凶器準備集合の疑いで逮捕する方針です。
この事件をめぐっては警視庁は12月上旬、現場に金属バットなどを持って集まったとして、10〜30代の男15人について同容疑で逮捕状を取り、行方を追っていた。現場付近の防犯カメラには、ワゴン車2台からクラブに向かう男ら計12人が映っていた。そのほか、別の2台の車も周辺で確認されており、見張り役がいたことも判明している。大半が暴走族グループ「関東連合」の元メンバーとみられる。
逮捕状が出ている15人のうち半数が、事件のあとハワイや中国など海外に出国し、ほかの男らも、現在、所在が分からなくなっていて、警視庁が行方を捜査しています。