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イスラエル、39年ぶりにシリアに砲撃 ハマスと戦闘も

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 ゴラン高原のイスラエル占領地にシリア領内から迫撃砲弾が撃ち込まれたことへの報復として、イスラエルは11日午後、シリアへ向け警告砲撃した。イスラエルがシリアを攻撃するのは1973年以来39年ぶりのことです(1974年に両国が争った第4次中東戦争の終結後初めて)。

 イスラエル政府は、シリアとの国境沿いにあるゴラン高原に展開する同国軍がシリアから度々砲撃を受けたと主張。シリア政府と反体制派の戦闘に伴う「流れ弾」との見方が多いが、11日はシリア領内に砲撃した。

 イスラエルのネタニヤフ首相は砲撃後「(シリアとの)国境の情勢を注視しており、追加の対応も用意している」との声明を発表。シリア政府と反体制派の双方を牽制した。

 ゴラン高原は67年の第3次中東戦争以降、イスラエルが占領している。イスラエルとシリアは停戦したが、現在も戦争状態は続いている。ゴラン高原では日本の自衛隊も参加する国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)が活動している。

 一方、現地時間10日夜8時30分ごろ、ガザ地区からの対戦車ミサイルが国境パトロール中のイスラエル軍用車に命中し、乗っていた兵士4人が重軽傷を負いました。その報復としてイスラエル軍は、10日夜から11日未明にかけ数回にわたってガザ地区を空爆し、パレスチナ人5人が死亡、25人が負傷したということです。

 来年1月に総選挙を控えるネタニヤフ首相はパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘激化を警告した。





























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