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真央にライバル!? Jr.女王リプニツカヤ”あまり対決という風に感じていないです”

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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦・中国杯は2日に開幕する。今季GP初戦となる浅田真央(22)=中京大=ら日本勢は1日、会場の東方体育中心で前日練習。昨季世界ジュニア女王のユリア・リプニツカヤ(14)=ロシア=と同組で練習。浅田は今大会でシニアデビューするロシアの新鋭リプニツカヤを「私と同じパターンをたどっている」と語った。

 順調に公式練習ジャンプ手応え 開幕前に最初で最後となる公式練習。尖閣問題による厳戒ムードをよそに真央はリンクで伸びやかな滑りを披露した。チャイコフスキーの名曲「白鳥の湖」を流してフリープログラムをジャンプ抜きで通し、その後は得点源の2回転半―3回転などを跳んで確認した。

 代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を外して臨む初めてのシーズン。真央は「リンクはいつも滑っている氷に似ている感じ。(ジャンプも)今のところ大丈夫」と手応えを口にした。

 同じリンクには長い手足で柔軟なスピンや高難度のジャンプを次々と決める少女の姿があった。今大会でシニアGPデビューを飾る14歳のリプニツカヤ。曲をかけてプログラムを通す練習では2連続3回転を鮮やかに決め、2回転半―3回転―2回転の3連続ジャンプも着氷。「スピンですごいところまで足が上がるんでビックリした」と真央も目を丸くした。

 リプニツカヤはスケート王国復活を目指すロシアの超新星。ジャンプの精度が高く、昨季は出場した全試合で1度も転倒しなかったという。しかも真央とは奇妙な“縁”が。真央のシニアGPデビュー戦も05年の中国杯。リプニツカヤの今季フリーは「くるみ割り人形」で、真央のシニアデビュー当時のフリーと同じだ。偶然の一致に、真央は「自分と同じようなパターンだなと思った」と懐かしんだ。 7年前に同じ経過でシニアデビュー(中国杯2位)した浅田は「緊張したけど、楽しみでもあった」と当時の経験を振り返り、若さと勢いに注意を払った。

「あまり対決という風に感じていないです」。さらりと言った。自身の05年大会は「緊張してたけど、楽しみもあった」と振り返る。日中関係の悪化の影響で普段とは異なる雰囲気での試合にも、笑顔ものぞき、リラックスしているようだった。

 練習を視察した日本連盟の伊東秀仁フィギュア委員長は「脅威になるが、シニアとジュニアは違う。シニアでは未知数の選手」と冷静に話した。「(初戦の)ジャパンオープンをリラックスしてできたので、今回もリラックスしてできたらいい」と真央。

 完全復活をかける浅田にとっても、今季ショートプログラム『アイ・ガット・リズム』の披露となる大事な大会。「(新旧)対決とは感じていない。いい緊張感を持ってリラックスしてやりたい」とスタートダッシュで大人の滑りで貫禄を見せる。


 中国杯は上海で今日2日、開幕する。この日の公式練習では、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は、すべて失敗。「いまはやるつもりはないけど、やってみました」。今季は事前に構成から外しており、「昨年は試合当日に判断していて、負担になっていた。今年は初めからないので」と落ち着いているという。


◆ソチ五輪女子の金メダル争い ロシアは国を挙げて強化しており、地元選手が最大の脅威となる。リプニツカヤを始め、昨季シニアデビューしたソトニコワ、トゥクタミシェワや、昨季世界選手権銀メダルのレオノワら有力選手がそろう。昨季休養したバンクーバー五輪女王の金妍兒(韓国)もソチを目指して復帰を表明し、12月のドイツの国際大会に出場予定。代表は最大3枠で、日本勢の中でも真央、鈴木明子、村上佳菜子と来季復帰予定の安藤美姫の4人で激しい争いが繰り広げられそうだ。

◆ユリア・リプニツカヤ 1998年6月5日、ロシア・エカテリンブルク生まれ。4歳で競技を始め、現在はトゥトベリゼ・コーチの元、モスクワで練習に励む。昨季はジュニアGPシリーズで2連勝し、ファイナルも優勝。12年3月の世界ジュニア選手権では総合187・05点の高得点で優勝した。10月にはシニア大会のフィンランディア杯も制した。趣味は乗馬と絵画。158センチ。
























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