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尼崎変死事件 三枝子被告が元夫の母を05年に失踪宣告、元夫は前年に事故死扱い 

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 兵庫県尼崎市の民家で3人の遺体が見つかり、多数の行方不明者が出ている事件で、ドラム缶詰め遺体事件で起訴された角田美代子被告(64)の戸籍上の妹、角田三枝子被告(59)=窃盗罪で起訴=が、行方不明の親族女性について、戸籍上死亡となる失踪宣告の手続きをしていたことが、捜査関係者への取材で分かった。女性は三枝子被告の夫の母で、同被告の申し立てにより06年に裁判所から失踪宣告を受けた。その前年には、同被告の夫が事故死し、その後、夫の弟(54)も行方不明になった。県警尼崎東署捜査本部は、05年ごろにこの女性や親族がトラブルに巻き込まれた可能性が高いとの見方を強め、経緯を調べている。

 捜査関係者などによると、この女性への失踪宣告は06年10月で、義理の娘にあたる三枝子被告が05年に神戸家裁尼崎支部に申し立てていた。78歳で戸籍上死亡の扱いとなった。また、三枝子被告の夫の弟もその後、行方不明に。美代子被告の関係者は「2人は暴行されて死亡し、弟は岡山県の瀬戸内海にドラム缶詰めで遺棄された」と証言しているという。三枝子被告の兄も05年ごろ死亡していたことも判明した。

 一方、三枝子被告の夫は05年7月、両被告らと旅行中に沖縄県で崖から転落して死亡した。夫は当時51歳で、美代子被告らが00年の新築当時から住んでいた尼崎市のマンションの所有者だった。事件性はないとして、三枝子被告側に保険金が支払われたという。マンションは三枝子被告が相続した。

 同マンションを巡っては、三枝子被告の兄の交際相手で、同被告の夫と連帯でローンの債務を負っていた安藤みつゑさん(71)が民家の床下に埋められる形で死亡していた。美代子被告の関係者は「暴行で死亡し、08〜09年に埋められた」と証言しているという。

 また、00年以前に美代子被告らが住んでいた同市内の賃貸マンションも夫名義で契約され、無人の現在も家賃が納められ契約が続いているという。

◇失踪宣告

 生死不明の人を親族などの申請に基づき、家庭裁判所が調査して法律上死亡したとみなす制度。7年間不明の場合(普通失踪)▽戦争や災害、事件などに遭い、その後1年間不明の場合(特別失踪=危難失踪)−−に宣告される。生死不明者は死亡したものとみなされ、親族らが財産を相続できるようになる。

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 ユダヤ王のヘロデは、国を守るため、その任にあたれないだろうと自身が判断した息子たちを次々に殺して行った(聖書の赤子殺しの記述は、その事実をもとに創作したものである)。ヘロデにとっては国を守るため、しかし、それでも不安だった彼はローマと同盟関係を結ぶことになる。交渉相手は後に初代ローマ皇帝になるアウグストゥス。彼はヘロデの子殺しのことは知っていた。その事情を「ヘロデの子に生まれるより、豚の子に生まれた方がましだ」としている。豚の方が情をかけられたとする意味だろう。

 人物の関係図は異なるが、ヘロデを連想させるのが角田美代子被告である。角田被告は親族に全く情はなかったらしい。被告と親族の関係にあるより、豚と親族になった方がまだましだといったところだろうか。

 誤解を恐れずに言えば、米軍基地をめぐる政府と沖縄人との関係も、ヘロデを連想させてしまう。日本の防衛問題を考えた場合、日本の置かれたさまざまなポジションから日米軍事同盟は不可欠であり、それに基づいた外交、その外交を運用するための国内整備、そして軍事力が必要であることはわかる。しかし、そのために国内において沖縄側が何らかの不公平感を持ってしまうのは止む負えないとしているなら、それはヘロデと同じ発想をしていると言わざるを得ないだろう。
























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