6日、地球から見て、内惑星である金星が太陽の前を横切る現象である「金星の太陽面通過」が起こる。金星は午前7時頃から午後2時頃にかけて、ゆっくりと太陽面を通過し、その様子は小さなほくろのように観察できるという。
日本気象協会の発表によると、天気に恵まれるのは北陸と東海から九州にかけての地域で、関東や北日本では曇りか雨となり観測が難しい見込み。
日中にみられる天体ショーだが、先日の金環日食同様、裸眼で見ると眼を傷める原因になるため、「日食メガネ」をかけて観察する必要がある。また、メガネをかけても長時間の観察は避け、1分見て、15分休むくらいが良いらしい。国立天文台によると、金星はゆっくりと進んでいくので、時間をあけて観察した方が、変化にも気づきやすいそうだ。