日本と中国のジャーナリストが集い、討議する第7回日中ジャーナリスト交流会議の沖縄セッション「中国人ジャーリストが見た沖縄−21世紀の万国津梁 沖縄の役割と可能性」(県主催、同会議実行委員会共催)が3日、県立博物館・美術館で開かれた。会議に参加した中国の報道関係者ら10人が、中国人にとって魅力ある沖縄観光について提言した。
登壇した各氏は、沖縄の魅力として豊かな自然と独自の文化を挙げたが、「観光情報では異国情緒が伝えられるが、来てみると印象が違う。特に若者へリアルな沖縄を紹介すべきだ」などと情報不足を指摘した。
劉北憲中国新聞社社長は公共交通のネットワークが不備だとして「中国の運転免許は使えず、短距離移動の確保が難しい。沖縄の観光産業はもっと手を加えるべきことがある」と提言。
白岩松・中央電子台(CCTV)キャスターは「中国人観光客は沖縄のゆったりした時間と美しい自然を楽しみたいと考えるので、沖縄側もニーズを意識して」と要望した。