Quantcast
Channel: Boo-HeeのHoppingブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2229

記事のタイトルを入力してください(必須)

$
0
0


 岡田克也副総理は7日の記者会見で、3月の自殺対策強化月間の標語から「GKB47」を削除し、「あなたもゲートキーパー宣言!」に変更したと発表した。岡田氏は6日の参院予算委員会で、民主党議員からの撤回要求を「決めたことだ」と拒否したばかりだったが、わずか1日で折れた。

 自殺対策を担当する岡田氏は、人気アイドルグループのAKB48をもじった標語について「一部の皆さんから『自殺の深刻さをわきまえていない』という指摘があった」と述べ、不適切だったと認めた。「どうしても困るという方がいれば耳を傾けなくてはいけない」とも語った。 

(2012年2月7日 WSJ日本版「自殺対策「GKB47」撤回=岡田副総理1日で折れる」より)


 GKB(ゴキブリ)という言葉を使わないことが「自殺の深刻さをわきまえている」ことになるのだろうか? 確かにゴキブリとあだ名をつけられたりゴキブリ呼ばわりされたり、ゴキブリ扱い(?)されたりして自殺する人ないしは自殺するかも知れない人はいるかも知れない。そうした人に対して「どうしても困るという方がいれば耳を傾けなくてはいけない」とすることは正しいのかも知れない。しかし、そうしことに配慮しても自殺が減るわけではないはずである。

 チビ・デブ・ノッポ・ノロマの別称として、コビト、ブタ、カイブツなどとアダ名をつけられ、自殺した人がいたとしよう。その遺族に配慮する気持ちはわからないでもないが、そうした言葉を使うことを禁止したところで自殺者が減るわけではない。またチビ・デブ・ノッポ・ノロマは自殺者を増やすかも知れないからと、チビ・デブ・ノッポの言葉を使うのは身体測定があるからだとか、ノロマという言葉を使うのは徒競争で計測するからだ、順位を決めるからだとし、それを禁止するかのような社会風潮になれば、それは自殺問題の比ではなない。今回のゴキブリ問題にも、そうした傾向がある。

 ご立派な名称をつければ自殺は減るのだろうか。反対者のお手並み拝見である






























Viewing all articles
Browse latest Browse all 2229

Trending Articles