英最高裁は６日、短文投稿サイト「ツイッター」に自前のアカウントを開設した。最高裁によると、「つぶやき」を通じて、裁判所の業務を人々にとって「できる限り身近なものにする」ことが狙い。審理結果などを迅速に発信することを目指すという。
最高裁は既に、傍聴者らが法廷から外部に「つぶやく」ことを原則として許可しているが、裁判所自体がツイッターのアカウントを開設するのは世界的にも異例とみられる。司法機関によるインターネットの積極的な活用事例として注目を集めそうだ。
最高裁では２日、内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジ容疑者について、スウェーデンへの引き渡しの是非をめぐる審理が結審したばかり。数週間後に示される見通しの移送是非の決定も、同サイトを通じて明らかにされる可能性がある。
新たに開設されたアカウントは既に、３千人以上のフォロワー（読者）を獲得。最高裁は新たな判事の就任などについて投稿している。アドレスはhttp://twitter.com/uksupremecourt
(2012/2/7 日本経済新聞「英最高裁、ツイッターで「つぶやき」開始」より)
ツイッターはThe Supreme Courtのサイトからもアクセスできます。