累計発行部数1000万部を突破する人気少女漫画を実写化した「僕等がいた 前篇」の完成披露イベントが1月30日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、ダブル主演の生田斗真と吉高由里子、メガホンをとった三木孝浩監督が出席。
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淡い恋模様と、その後に待ち受ける宿命を描く本作。生田は「青春を思い出し、ニヤニヤしながら見てほしい」とアピール。吉高も「やっぱりニヤニヤしちゃいますよね。きっと心のサイレンが鳴り響くはず」と同調した。
人気者でありながら心に大きな闇をもつ矢野元晴(生田)と、矢野を一途に思い続ける高橋七美(吉高)の10年以上にわたる壮大なラブストーリーの“回想録”を描く。原作は第50回小学館漫画賞(少女向け部門)を受賞した小畑友紀の国民的ベストセラー。東宝とアスミック・エースが共同配給し、前後編2部作連続で公開する。
前編は高校時代が舞台となっており「高校生から24、25歳までを演じるので、矢野の歴史や成長を皆さんにお見せしたかった。吉高さんの制服姿がとても似合っていましたね」(生田)、「私は高校が定時制だったら、今回は学生生活を疑似体験させてもらった。生田さんの学ラン姿が新鮮で格好良かった」(吉高)と互いの制服姿をほめ合っていた。
原作ファンも多いだけに「プレッシャーもあった」(吉高)。それでも生田は「超いい映画だなって思います。『なぜあの頃に戻れないんだろう』っていうもどかしさを感じてもらえたら。運命は待ってるものじゃなく、自分で切り開くもの。信じ続ければ、奇跡は起こる」と力強いコメント。前例のない2部作の連続公開にも「一番いい形で原作を映像化できた」と自信満々だ。一方の吉高も「前後編に分けた意味がある作品。きっと見ていただければ、ちょっとした恋心を大切にしたくなるはず」と笑顔を見せた。
三木監督は「このふたり、付き合っているのかなって思うほど、息がぴったり。まだ、恋人同士ではない時点でかなり仲が良かったから、『もうちょっと抑えて』とお願いした」と生田&吉高の初共演を述懐。原作コミックは現在も連載中で「小畑先生とも話し合い、原作も映画も目指す方向はほぼ一緒になっている。恋をしたくなる映画に仕上がった」と満足そうだった。
(2012年1月30日 映画.com「生田&吉高W主演「僕等がいた」完成 「ニヤニヤしながら見て」」より)