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宝塚市役所放火、市税滞納記録約2万件焼失の可能性 逮捕された男5年で5回抗議

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 兵庫県宝塚市の市役所放火事件で、同市は13日、火災現場となった市税収納課などで市税の滞納や徴収に関する台帳が焼け、約2万件の記録が失われた可能性があることを明らかにした。滞納者との電話のやりとりなどデータベースに入力していない資料もあり、今後の業務に影響が出るおそれがあるという。

 市は被害を受けた10部署を別の棟に移すなどして16日に業務を再開する方針。庁舎の完全復旧には2〜3カ月かかるとみられる。


 兵庫県の宝塚市役所が放火された事件で、逮捕された男は滞納している税金の督促を受けたことに不満を持ち、去年までの5年間に少なくとも5回にわたって市役所に抗議を繰り返していたことが警察などへの取材でわかりました。

 12日、兵庫県の宝塚市役所の1階で、ガソリンのような液体が入った火炎瓶2本が投げ込まれ、市の職員など5人がけがをした放火事件で、警察は宝塚市の無職、高橋昭治容疑者(63)を逮捕して殺人未遂容疑の適用も視野に調べを進めています。

 高橋容疑者は、市から税金の滞納で督促を受けたことに不満を持ち火炎瓶を投げ込んだとみられていますが、去年までの5年間に少なくとも5回にわたって窓口や電話で抗議を繰り返していたことが警察や市役所への取材でわかりました。

 このうち去年11月に窓口を訪れた際には、滞納している税金について「なぜ払わなければいけないのか。お前らをひどい目に遭わせる」などと抗議し、対応した職員を携帯電話のカメラで撮影するなどしていたということです。

 高橋容疑者は「ことしになって仕事が無くなり、銀行口座も差し押さえられて腹が立った」と供述しているということで、警察は一方的に不満を募らせた末に事件を起こしたとみて詳しい経緯を調べています。






















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