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エジプト軍発砲、ムルシ派42人死亡 300人以上けが エジプト保健省

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 エジプトの首都カイロ郊外の軍施設近くで8日未明(日本時間同日午前)、ムルシ前大統領を支持する「ムスリム同胞団」のデモ隊に軍や治安部隊などが発砲した。保健省は少なくとも42人が死亡、322人が負傷したと明らかにした。同胞団は「軍や治安部隊による虐殺だ」と非難する声明を出した。

 2011年2月のエジプト革命以来、軍とデモ隊の衝突で最大規模の犠牲が出たことになり、エジプト情勢のさらなる混乱は必至だ。マンスール暫定大統領は「犠牲者に哀悼の意を表する」とし、調査委員会の設置を指示した。

 同胞団の声明によると、カイロ郊外ナスルシティーにある大統領警護隊本部前で、イスラム教の早朝の礼拝中だったデモ参加者に対し、兵士が発砲したという。周辺では大統領解任に抗議するムルシ派が座り込みを続けていた。複数の目撃者は朝日新聞の取材に「軍側が先に発砲した」と証言した。

 一方、政府系アハラム紙(電子版)は軍関係者の話として、「同胞団に所属する武装テロリスト集団」が警護隊の敷地内に侵入を試みたため、軍や警察が応戦したと伝えた。銃撃戦で兵士1人が死亡。軍は200人を逮捕、火炎瓶などを押収したという。

 事件を受け、イスラム厳格派「ヌール党」が暫定政権からの離脱を表明。暫定内閣の発足に大きな影響を与えるのは確実だ。暫定首相候補で、国際原子力機関の前事務局長エルバラダイ氏は「暴力は強く非難されるべきだ。各政治勢力による和解が直ちに必要だ」とコメントした。




























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