台風4号が18日、フィリピンの東海上で発生した。今後、北上し、19日には沖縄県の宮古島に接近する見込み。21日には九州地方に上陸する可能性がある。気象庁は大雨や土砂災害への警戒を呼びかけている。
福岡管区気象台によると、台風4号は18日午前9時ごろ発生。19日午前0時現在、時速約20キロでフィリピンの東海上を北北西に進んでいる。中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。中心から330〜600キロ圏内が風速15メートル以上の強風域となっている。
台風4号は勢力を強めながら北上する見込みで、19日から20日にかけて沖縄本島、先島諸島に接近する恐れがある。さらに九州地方に湿った空気が入り込み、九州北部には梅雨前線も停滞する。19日朝から20日にかけて局地的に雷を伴う非常に激しい雨が降り、大雨になる恐れがある。
気象台は「土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫に警戒し、落雷や突風にも注意してほしい」と呼びかけている。