女優の真木よう子が18日、都内で行われた映画『さよなら渓谷』(6月22日公開)女性限定試写会ティーチインイベントに出席した。
同作は、緑豊かな渓谷で起こった幼児殺害事件と、それを発端に浮かび上がるレイプ事件の被害者と加害者の関係性を描いた、壮絶な愛の物語。
7年ぶりとなる主演映画に、真木は劇中で「(共演した)ARATAさんからDVを受けるシーンがつらかった」と撮影を振り返り「撮影中は大丈夫でしたが、ホテルに帰ってから『DV被害ってこんな感じなんだ…』って、魂が抜けたようになってしまった」と壮絶な役であったことを告白。一方で、役から早く自身に戻ろうと「木村カエラちゃんの明るい曲で無理にテンションを上げて、真木よう子に戻る作業をしました」と笑顔を見せた。
真木は続けて、演じた役はレイプ被害も受けていたといい「被害を受けていないから、100%理解することはできなかった」と悔しさをにじませ、「役にひっぱられてしまい、役作りではなく痩せてしまった。固形物を見ると吐くくらいハードでした」としみじみ語っていた。
イベントにはほかに、大森立嗣監督が出席した。