日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長と同党幹事長の松井一郎大阪府知事が6日に菅義偉官房長官と都内で会談することがわかった。維新関係者によると、米軍基地の負担軽減策について意見交換し、米軍が沖縄に配備している垂直離着陸輸送機オスプレイの訓練の一部について大阪府内での受け入れに言及することも検討している。
会談には維新傘下の政治団体「大阪維新の会」と政策協定を結んだ沖縄の地域政党「そうぞう」の下地幹郎代表も同席。オスプレイの訓練受け入れ先としては、国土交通省が設置管理者である八尾空港(大阪府八尾市)などが候補に挙がっている。
橋下氏らは4月末に沖縄を訪問。そうぞうとの政策協定では米軍普天間基地(同県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設推進などを盛った。米軍基地を巡っては、橋下氏が在日米軍に風俗業の活用を進言。沖縄県内から批判が出ており、改めて基地問題に取り組む姿勢をアピールする狙いもあるとみられる。