東京都小平市で道路建設計画の見直しを巡って実施された東京で初めての住民投票は、成立の条件だった投票率が50%を大きく下回る35.17%で不成立となった。小平市の小林正則市長はこのことをメディアに伝えた。
ところで、住民投票の成立の条件を投票率50%と固定化するのはいかがなものだろう。小林正則市長は今年の4月7日執行の小平市長選挙では、自民・公明・みんな・維新4党推薦の元小平市議ら3人の対立候補を破り、3選されたが、そのときの投票率は、37.28%だった。この投票率を住民投票の成立の条件とするべきではないか。というのも投票所に行く人の数はいつも大体決まっているからだ。なので、住民投票の成立条件を固定化しておくことには不自然さがあるのではないだろうか。