フランス・パリ中心部で26日、同性婚の合法化に抗議する大規模なデモがあった。警察によると参加者は15万人だったが、デモ主催者は100万人が参加したと発表した。
市中心部の観光名所アンバリッド周辺の広場はデモ隊で埋め尽くされ、与党・社会党の本部では極右活動家らが横断幕を掲げ、オランド大統領の退陣を要求した。
この日のデモは平和的に行われていたものの、解散を拒否したり、私有地を占拠したりしたデモ参加者計96人が逮捕された。
また、デモ隊の大半が帰宅した後、残った参加者と警官隊との衝突も発生。投石するなどしたデモ隊に対し、警官隊は催涙ガスで応戦した。
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参加者は警察によると15万人だったが、デモ主催者は100万人だった。警察と主催者の数の不一致は、日本ではすべてのデモなどであらわれる。フランスも同じことらしい。そして、参加者から「数の問題ではない」という意見がでてくるのも両国共通である。ただ日本では、仲井間沖縄県知事の「私は若い頃ウッドストックに参加した。そのときの参加者は6万人ほどだったが、教科書記述問題抗議大会の壇上で感じた圧力は、当時を超えている。11万人いたのは確かだ」とするような「空気で感じる人数」を主張する人がいるが、フランスにはいないらしい。
フランスではカトリック教的家族観で反同性婚となる。いわば聖典。教典に基づく批判である。日本には聖典も教典もない。何を以て批判していくのだろうか?