虫歯や歯周病ではないのに、歯茎(はぐき、しけい)が腫れて痛くなった経験のある方は多いのではないでしょうか? そんな突然の歯茎の痛みを予防するための方法を、デンタルクリニックの歯科助手・栗原春菜さんに教えてもらいました。
■歯茎の痛みとストレスは関係性あり!
虫歯や歯周病でもないのに歯茎が痛いとき、仕事や人間関係などで何かストレスを抱えていませんでしたか? 実はストレスや疲労により体の免疫力が落ちると、歯茎にも負担がかかる場合があるのです。歯茎が弱くなっていると、痛みを感じる可能性が高くなります。
■風邪予防が歯茎の痛み予防に
ストレスや疲れと関係の深い歯茎の痛み。これを予防するのには、風邪予防と同じく、うがい、手洗い、バランスの良い食事、十分な睡眠が大切です。風邪予防のためにやっていることが、歯茎の腫れや痛みの予防にも繫がるのです。
■歯茎の痛み予防は歯磨きが基本
風邪予防が歯茎の痛み予防になると言っても、やはり基本は歯磨きです。歯磨きは歯のみを磨いて歯茎のケアを忘れてしまいがちです。以下のことに注意して歯と歯茎のケアをしてください。
(1)歯茎をマッサージするつもりで歯ブラシを当てる
(2)直角ではなく、少し倒して歯ブラシを当てる
(3)歯ブラシは鉛筆を持つようにして持つと余計な力が入らないで済む
(4)奥歯を磨くときは、頬が張らないように軽く口を開ける
(5)デンタルフロスを使う
歯茎のケアまでやるのが正しい歯磨きとのことです。
ストレスや疲労による胃痛や頭痛だけに気を配るのではなく、歯茎も体の一部であることを意識し、ケアを心がけてください。