メイク直しの必需品でもある“あぶらとり紙”。皆さんは一日何枚くらい使用しますか? あぶら取り紙が手放せないという方も、ほとんど使わないという方も必見! あぶら取り紙と皮脂の驚くべき関係をお伝えします。
■テカリは老化の原因
「あぶらの取りすぎは危険なので、あまり取らないようにしています」こんな声をよく耳にしますが、実はその反対! テカリを放置したままでは、老化の原因になってしまうのです。
テカリは肌の上で酸化し、過酸化脂質という刺激物質に変化します。これは、服についた油が時間と共にイヤな臭いに変化したり、揚げ油が変色するのと同様の現象です。過酸化脂質が肌の老化を早め、しずくのように垂れ下がった、たるみ毛穴やシミ、ニキビの原因となるのです。
あぶら取り紙で、こまめにオフすることで肌の老化を食い止めましょう。
■ファンデのヨレを防ぐあぶら取りテク
ファンデーションの上から、あぶら取り紙を使用すると一つ気がかりなことが……そう、ファンデーションのヨレです。ファンデーションがヨレてしまうのは、肌を強く擦りすぎてしまうこと、指の熱がファンデーションを溶かしてしまうことが原因です。
そこでおススメなのが、パフの上にあぶら取り紙を巻いて使用する方法。パプをあぶら取り紙と指の間のクッションにすることで、指の熱が伝わりにくくなり、ファンデーションのヨレを抑えることができちゃうのです。
■皮脂量のコントロールも大切
皮脂は日々作られ、残念ながらその活動を止めることはできません。しかし、皮脂量をコントロールすることは可能なのです。
スキンケアに収れん化粧水を取り入れたり、化粧下地に皮脂を抑える効果のあるものを使用することで、日中のメイク直しの回数がぐ〜んと減ります。また、皮脂分泌を抑える食材であるビタミンB1・B2を摂取するのも有効です。
炭水化物がきちんと代謝されないと、皮脂の過剰分泌の原因になります。この炭水化物の代謝を助けてくれるのがビタミンB1なのです。一方のビタミンB2は、皮脂の分泌量をコントロールして、老化の原因でもある過酸化脂質を還元してくれる働きがあります。
【ビタミンB1を多く含む食材】
焼き海苔、豚ヒレ、豚モモ、ピーナッツ、うなぎ、えんどう豆、玄米など。
【ビタミンB2を多く含む食材】
豚レバー、牛レバー、鶏レバー、うなぎ、塩さば、納豆、かれい、牛乳など。
いかがでしたか? 食べ物とメイクテクでお肌の老化を防ぐとともに、メイク直しも楽になりそうです。