熊本大のマグネシウム合金が米試験に合格へ　航空機採用へ燃焼試験法の基準を策定中

日本のエネルギー問題ー電力　砂漠太陽熱を利用したマグネシウム燃料(耕作型社会...)　小濱泰昭AJER
「電気は貯められない」。現在のエネルギー政策は、この主張が大前提になっている。だが、東北大学未来科学技術共同セター教授の小濱泰昭氏は、この主張に真っ向から異議...>続きを読む


　熊本大は１７日、河村能人教授（金属工学）が開発した２種類の燃えにくい高強度のマグネシウム合金が、米連邦航空局（ＦＡＡ）の新しい燃焼試験に合格する見込みになったと発表した。河村教授は「航空機の素材に採用される可能性が高まった」としている。

　マグネシウム合金は実用化された金属の中で最も軽いが発火しやすく、民間航空機への使用が禁じられている。熊本大によると、ＦＡＡは現在、機体軽量化の要請を受けてマグネシウム合金を航空機に使えるよう燃焼試験法の基準を策定中という。