エミリー・ブラントが、ベストセラーとなったスリラー小説「ゴーン・ガール」の映画化作品に出演する可能性が出てきた。結婚5周年の記念日に姿を消した女性をめぐるダークスリラー。昨年6月に発売されてから、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで8週連続No.1となり、すでに200万部を売り上げている。
今回の映画化に向けてプロデューサー陣はエミリーを主役に迎えたいと熱望している模様だ。当初はリース・ウィザースプーンが主役の候補に名乗りを上げていたものの、その後リースはプロデュースを担当すると発表されている。
小説「ゴーン・ガール」は、ハズバンド・オブ・ザ・イヤーの受賞経験もある愛妻家の夫ニック・デューンが、結婚5周年の記念日に妻・エイミーの失踪に気づき、隣人の目が夫であるニックに冷たくなる中、嘘や逃走を繰り返しながらも失踪した妻を捜し続けるというスリラー作品だ。その後の展開は夫と妻のそれぞれの視点から語られる。
妻役として名前が挙がっているのはエミリーのほか、シャーリーズ・セロン、レイチェル・マクアダムスなどで、夫役にはジョン・ハム、ライアン・ゴスリング、マイケル・ファスベンダーなどが有力視されている。
映画化作品では、著者のジリアン・フリン自らが脚本を手がける予定で、映画化権は最終的に昨年7月、20世紀フォックスが150万ドル(約1億3,200万円)で勝ち取っている。
デヴィッド・フィンチャーが、スリラー小説「ゴーン・ガール」の映画化作品の監督を手掛けるための交渉中だ。
リース・ウィザースプーンが自身の映画製作会社パシフィック・スタンダード社を通じてブルーナ・パパンドレアやレスリー・ディクソンと共に本作のプロデュースを手掛ける予定だ。
妻エイミー役には、当初リースの名前が取り沙汰されていたものの、現在はエミリー・ブラントを筆頭に、シャーリーズ・セロン、レイチェル・マクアダムスらが候補に挙がっている。他方の夫役にはジョン・ハム、ライアン・ゴスリング、マイケル・ファスベンダーらが出演候補だ。
フィンチャー監督は、数年前から足踏み状態にあるウォルト・ディズニー製作のリメイク版「海底2万マイル」の企画も抱えている。昨年10月、主演としてブラッド・ピットが候補に挙がっていると伝えられたが、交渉は成立しなかった模様。フィンチャー監督は同作がお蔵入りになる可能性も視野に入れ、新たな作品探しに乗り出しているようだ。
ちなみに、「ドラゴン・タトゥーの女」の続編「火と戯れる女(仮題)」もなかなか進捗が見られないが、ソニー・ピクチャーズは現在もフィンチャー監督を希望している。