全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2013)は23日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)は7-5、6-1でロシアのスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova)を下し、準決勝に進出した。
前回大会(Australian Open Tennis Tournament 2012)覇者のアザレンカがクズネツォワとの灼熱の中での序盤戦を乗り切り、4強入りを果たした。
四大大会(グランドスラム)で2度の優勝経験を持ち、怪我からの復調を遂げているクズネツォワが約8分かかった第1ゲームを制すなど、アザレンカは第1セットでゲームカウント1-4とリードを許した。
しかし、それまで安定していたクズネツォワのミスが目立ち始めるとアザレンカはブレークを奪って3-4と詰め寄った。その後、再びブレークしてゲームカウント6-5とリードをつかむと、落ち着いて1時間17分に及ぶ長丁場となった第1セットを制した。
第2セットに入りクズネツォワのオープニングサーブをブレークしたアザレンカは、序盤から勝利に向けて突き進んだ。直後にブレークを許したものの、アザレンカはブレークバックに成功。グラウンドストロークのウィナーを積み重ねてクズネツォワの抵抗を退け、1時間47分の試合を制した。
四大大会3連勝を狙った第3シードのセリーナ・ウィリアムズは第29シードのスローン・スティーブンスとの米国勢対決で6―3、5―7、4―6と逆転負けした。19歳のスティーブンスは四大大会初の4強入りで、準決勝でアザレンカと対戦する。