ソフトバンクモバイルは、学割料金プラン「ホワイト学割 with 家族2013」など今年度の学割キャンペーンの PR キャラクターを発表した。
このキャンペーンでは、同社の CM キャラクター「白戸家」のメンバーに加えて、毎年スペシャルゲストとして話題のタレントを起用しているが、今年は昨年末の NHK 紅白歌合戦で物議を醸した「ゴールデンボンバー」、イングランドで活躍するプロサッカー選手の香川真司さん、そして人気アイドルグループ AKB48 の元メンバーである前田敦子さんらの起用が発表された。
今回、前田敦子さんが起用されたのは大きなサプライズだと言える。というのも、前田さんが所属していた AKB48 は現在 NTTドコモの学生向けキャンペーンのイメージキャラクターを務めており、今回の発表で AKB48 と元 AKB48 メンバーによる学生向けキャンペーン CM を舞台とした"ガチンコ勝負"が実現してしまったからだ。所属グループを脱退後、そのグループが出演している CM のライバル企業の CM に起用されるというのは、異例のことだと言えるだろう。
携帯電話各社が厳しいシェア獲得競争を繰り広げるなか、テレビでは趣向を凝らした様々なテレビ CM で視聴者に対するアピール合戦を続けてきた。各社はいままで、その時代に一世を風靡した人気のタレントや話題の人を数多く起用し、ユニークな CM やメッセージ性の強い CM など、数多くの"名作"と呼べる CM を世に送り出している。
今回話題になっている AKB48 が初めて携帯電話の CM に起用されたのは、今から7年前。まだ彼女たちが今のようなトップアイドルに成長する前の2006年のことで、NTTドコモのテレビ CM「AKB メンバー・テレビ電話オーディション」篇にまでさかのぼる。また、昨年も「ドコモの応援学割」のイメージキャラクターに起用され、デビュー当時のメンバーが現在のメンバーに励まされるという感動的なテレビ CM を残したことは記憶に新しいところだ。
元AKB48メンバーの前田敦子、女優の樹木希林、小芝風花、エアーバンドのゴールデンボンバーが18日、都内で行われた、ソフトバンクモバイルの白戸家シリーズ新CMキャスティング発表会見に出席した。
女優の上戸彩やお父さん犬のカイくんが登場する“白戸家”のCMを放映しているソフトバンクは、今年の春商戦に向けた“白戸家”シリーズの新CMに、前田、樹木、小芝、ゴールデンボンバーを起用。「ホワイト学割with家族」の新キャラクターとして前田が先生役、樹木、小芝、ゴールデンボンバーが生徒役として出演するCMが2月中旬から全国放映予定だ。
また、英・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドFC所属の香川真司選手が登場する「白戸家インタビュー」篇が現在放映中で、今後“白戸家”シリーズのCMに登場する予定となっている。
CMの衣装で登場した前田は「”白戸家”は日本一有名な家族なので、出演できてうれしいです。皆さんを楽しませるようなCMになったら」とあいさつし、「このメンバーとまだ1回しか撮影してないけど楽しかった。これから、何をやらされるのか楽しみです」と満面の笑み。
自ら率先して”学割メガネ”を着用した樹木は「おかげさまで70歳になりました。人から見たら変だと思われるかも知れないけど、まだまだ学んでいきます」と、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔、樽美酒研二らと新CMの歌をノリノリで歌い出し、前田は「まだあんまり絡んでないけど、みんなお茶目で可愛いですね」とにっこり。
樽美酒は「まずはアドレス交換から……」と前田にアピールするも、「先生役なので、そういう関係でお願いします」とキッパリ断られていた。MCに学生時代について聞かれた前田は「静かに目立たないように生活してました。人生何があるか分からないですね」と話し、女優・武井咲の妹分としてデビューした小芝が「お弁当の時間が大好きです」と言うと、「私も食べるの大好きー!」と同調し、樹木に「食べててこんなに痩せてるの? 無駄なんじゃないの?」と突っ込まれる場面も。
イベント終了後、報道陣の取材に応じた鬼龍院は、そんな女優陣との共演に「ドッキリかと思ったけど、いただいた役割を果たしたい。本当にビックリです」と恐縮ぎみ。
年末のNHK紅白歌合戦など、メディア露出が増えたゴールデンボンバーだが、報道陣に今後やりたいことを聞かれると、樽美酒が「『いいとも!』の司会をやるって言ってたじゃん。おちんちん」と言うと、他メンバーが「本当にすみません!」とすぐに謝罪。
鬼龍院が「紅白関連で痛い目見てるから、本当に気をつけて」と真剣に諭すと、樽美酒は「一生懸命、おちんちんって言わないように頑張ります!」と悪ノリして笑わせていた。