密葬とは、死者の家族やごく近しい親類・友人のみで小規模に行われる葬儀のこと。規模は規定されていないので、500人規模の密葬もあれば1人しか会葬者の居ない式もある。 近親者での火葬を目的とし、対外的な意味合いでの葬儀としては、後日に執り行うものが本来の意味合いである。
密葬
家族葬とは、葬式の形態のひとつ。基本的に、近親者のみで行う葬儀。密葬と似ているが、こちらはごく身近な友人、知人も参列してそのほとんどが火葬場まで共に行く。儀礼的な弔問は受けないということである。特徴は通夜と告別式といったセレモニーを少人数でも行う事である。密葬の場合は、ほとんど遺族のみでお別れをして火葬というパターンが多く(「直葬」とも呼ばれる)、後日改めて本葬式をする。家族葬は、前述した通り、通夜・告別式を行い、本葬式は行わない。
家族葬
■急死した元フジ寺田理恵子の夫は韓国芸能事務所の日本支社長‐女性セブン2013年1月31号
元フジテレビアナウンサー・寺田理恵子さん(51才)の夫・関本雅一さん(享年53)の葬儀が昨年12月中旬、都内で行われた。参列者が家族と弟夫婦らごくごくわずかな親族のみ。最近多い密葬にしても、あまりにひっそりとした葬儀だった。それもそのはずで、仕事の関係者、近隣住民、友人らには、葬儀はおろか、その死さえ知らされていなかったという。
「突然、倒れたため、すぐ病院に運ばれたんですが、大動脈瘤破裂という診断で…。看病の甲斐なく、寺田さんに看取られて、数日後に亡くなったそうです」(寺田さんの知人)
寺田さんといえば、誰もが思い浮かべるのが“ひょうきんアナ”としての顔だろう。大学卒業後の1984年、フジテレビにアナウンサーとして入社。翌年、2年目ながら、超人気バラエティー『オレたちひょうきん族』の名物コーナー『ひょうきんベストテン』のサブ司会者に大抜擢されて、人気を誇った。寺田さんは結婚後、アナウンサー業を引退し専業主婦となり、関本さんを支えた。しかし、受難は続くばかりだった。
2000年7月、関本さんが広告費3億円余りを水増し請求したとして、勤務先の大手広告代理店を解雇される。彼はその後、一念発起して、IT関連企業など数社を設立したが、会社の経営は思うようにいかなかった。しばらくすると、東京・世田谷の閑静な高級住宅街にある約50坪の敷地に建つ3階建ての豪邸を担保に入れてまで、経営資金を工面するようになっていった。
だが経営状態は好転せず、関本さんは2004年、金融会社から借金返済を求められて訴えられてしまう。裁判では、関本さんの債務額は6500万円ほどだったと明かされている。
この裁判では寺田さん自身も被告となっている。借金のかたに自宅を差し押さえられないようにと、その所有権を関本さんから寺田さんに意図的に移したとされたからだった。判決は関本さん夫妻の敗訴で、ふたりは原告に計500万円を支払うことで和解している。
借金生活が続く中、関本さんは、こんな事件まで起こしてしまう。2007年10月、関本さんは、かつて社長を務めていた人材派遣会社から約5600万円を不正に着服したという業務上横領容疑で逮捕される。不起訴となり釈放されたものの、事態は好転せず。借金も膨らみ、関本さんは何とか立て直そうと別の事業を始めたりもした。
「最近は、韓国の芸能事務所の日本支社長をしていましたが、収入は少なかったようです」(前出・芸能関係者)
さらに関本さんの知人はこう話す。
「関本さんには、まだ相当な額の借金があったようです。それをきちんと整理しようと頑張っていたんですが、その矢先に亡くなってしまった。彼の死を貸し主が知れば、妻である寺田さんに取り立てが行くことでしょう。そのような状況を多くの人に知られたくない、またそれによって余計な心配をかけまいとして、寺田さんは夫の死を知らせなかったようです」
寺田さんを訪ねると、関本さんが亡くなったことを認めた上で、「申し訳ございません。私からお答えすることはできません」と硬い表情で口を閉ざすばかりだった。