女優の長澤まさみと台湾の俳優ラン・ジェンロン(藍正龍)の共演ドラマ「ショコラ」(中国語タイトル:流氓蛋[米羔]店)が、撮影4カ月目に入った。主演2人がインタビューに応じている。
人気コミックのドラマ化作品「ショコラ」。長澤が演じる女子大生は日本育ちの華人という設定で、セリフは日本語と中国語が半々。これが最大の難関だという。インタビューに応じた長澤によると、最も難しいのが中国語の「声調」と呼ばれる声のトーンの上げ下げ。これを少しでも間違えるとまったく違う意味になるので、「みんなが話す言葉を真似するようにしている」と語っている。
ラン・ジェンロンは相手役の長澤について、「自分に厳しく、まるで武士の精神を地で行くよう」と語る。NGを出すことに“切腹”レベルの緊張感があり、彼自身も彼女に迷惑をかけないよう、NGを出さないことに気を遣っているという。
また、「彼女はお嫁さんにしたい良妻賢母タイプ」とも話している。一方の長澤はジェンロンを「優しくて頼りがいがあり、不機嫌な顔を見せない人」と絶賛している。彼女の発言に対してジェンロンは、「彼女は台湾にいらしていただいたお客さまだし、驚かせて逃げられたらマズいから」と、ジョークを交えて語っている。
■長澤まさみは余裕で大活躍!? 2013年、女優戦国時代を勝ち抜くのは誰?‐池袋絵意知
顔はその人の本質をあらわし、真実を宿す場所。顔面評論家で知られる池袋絵意知先生に、話題の芸能人の"顔"から、テレビだけではわからない、ホントの姿を検証してもらいます。昨年は、武井咲、剛力彩芽を筆頭に、橋本愛、二階堂ふみなどの10代若手女優が大躍進。その一方で、ベテラン組は、朝ドラに出演し国民的人気を得たり、今までとは違う役に挑戦して新たな魅力を開花させ、人気の再燃を見せました。ますます熾烈を極める女優たち。2013年、なみいる女優の中でも最も活躍するのは誰!?
第3位 小芝風花
3位は小芝風花。2011年に武井咲の妹キャラクターを決める「ガールズオーディション2011」でグランプリに輝いた、オスカープロモーションの秘蔵っ子だ。昨年7月には、武井咲主演のドラマ『息もできない夏』(フジテレビ系)で女優デビュー。劇中でも武井咲の妹役で、「武井の次は、来年この子を売り出しまっせ!」というオスカー首脳陣の鼻息が聞こえてきそうだったが、3月には中学を卒業するので、今年から本格的に芸能活動をすることになるだろう。もちろん、顔相的にも“逸材”で、「さすが、天下のオスカーさん。よくぞこの顔を選んで大事に育てておるのぉ〜」と、この1年間見てきた。小芝風花の顔でもっとも特徴的なのは「眉」。太く濃い眉は、眉毛を描いた時のイモトアヤコのようにインパクトがある。コミカルに見えることもあるが、キリリとしながらも穏やかな眉で品を感じる。石原さとみの眉がだんだん普通になっていく中、日本を代表する“眉毛美人”になりそうだ。パーツの配置や眉と目の間隔は美人系なのに、鼻が低くて短かかったり、眉は凛々しいのに目が眠そうだったりと、アンバランスの中にバランスのよさがあり、コケティッシュな魅力もある。運が入ってくる場所である額と眉間の艶がとてもいいので、メイクと髪型に失敗しなければ、一気にブレイクするだろう。せっかくの逸材をダメにしないよう、私をイメージコンサルタントとして雇ってほしいくらいだ。
第2位 北川景子
2位は北川景子。主演した前クールのドラマ『悪夢ちゃん』(日本テレビ系)はイマイチだったが、SONYデジタル一眼カメラ「α NEX-5R」のCMでの顔はとてもいい。北川も3位の小芝と同じで、額と眉間の艶がよく、運気のよさを感じる。もともと上がり眉に大きな上がり目が特徴で、気が強そうで野心的な雰囲気と強い目ヂカラが魅力的だったが、ここ数年は転換期で役柄と顔がマッチしなかった。しかし、近ごろは、「今年27歳」という年齢に応じた顔に変化してきている。眉は以前ほど上がってなくて、太さも長さも角度も絶妙な眉になり、美人の例えである「柳眉(りゅうび)」をしている。目は目ヂカラを残しながら、優しさが出てきた。極端に表現すると、以前は「睨む目」だったのが、今は「見つめる目」に変わったのだ。肩の力が抜けてきたことで眉間もリラックスしてきて、運が入りやすく、そして、いいパフォーマンスが発しやすい目元になってきた。「メイクでまねしやすい顔」から一皮剥けて、今年は大活躍の年になるだろう。
第1位 長澤まさみ
1位は長澤まさみ。2013年の幸福顔は「平和な顔」で、ポイントはやさしいタレ目、アルカイックスマイル、肉付きのいいアゴ、この3つだ。長澤まさみの顔は、この3つすべてを兼ね備えている。現在25歳の長澤だが、2000年に女優デビューし、キャリアは今年で13年。人生の半分を女優として生きているだけあって、同世代で今回2位に選んでいる北川景子、戸田恵梨香、吉高由里子、堀北真希らとは貫禄が違う。顔にもそれはあらわれていて、4人よりも加齢のスピードが速く、目尻が垂れてアゴに肉がついて二重アゴ気味になってきた。一般的な25歳の女性にとっては老けて見えるためデメリットなるが、どちらも心が広く穏やかな性格になってきたことのあらわ表れで、自分だけでなく、周りの人にも福を与える福顔だ。自信と余裕の成せる業か、弥勒菩薩のような“アルカイックスマイル”にもますます磨きがかかってきた。昨年、「浮き沈みが少ない息の長い女優になる」と予想したが、2013今年は「やっぱり長澤まさみはものが違う」と私が評したような活躍を見せるはずだ。
※池袋絵意知(いけぶくろえいち)
観相家、顔研究家、顔面評論家。著書に『最強モテ顔講座』(オークラ出版)、『顔相恋占い』(池田書店)、『あなたは何顔美人?』(WAVE出版)など。
・ブログ「Face to Face」