年末年始を海外で過ごす人たちの出国が成田空港でピークを迎え、出発ロビーは家族連れなどで29日朝から混み合っています。成田空港の航空会社のカウンターの前には、大きなスーツケースやバッグを持った家族連れなどが朝から長い列をつくっています。
成田空港会社によりますと、今回の年末年始は、比較的休みがとりやすい暦となっているため、ヨーロッパなど長距離の旅行やグアムなどのリゾート地の人気が高く、年末年始の利用客は前の年に比べて5パーセント余り増えると予想されています。出国はこの日だけで約4万4千人。12月21日〜1月6日の17日間で約60万人が出国し、前年の同じ時期より約7%多い。
大学生のいとことニューヨークに向かう東京都の27歳の女性は「ニューヨークでは年末のカウントダウンの催しに行ったり、バスケットボールのNBAの試合を見たりして最高の休みにしたいです」と話していました。また、両親とタイのプーケットに行く横浜市の10歳の男の子は「海でいっぱい遊んでクマノミやウミウシなどを見てみたいです」と話していました。4泊6日で恋人とニューヨークを旅行する埼玉県の会社員、岩田健亮さん(24)は「タイムズスクエアの年越しカウントダウンに行く」と明るい表情。両親とグアムに行くという東京都豊島区の小学5年、服部成流君(11)は「海で泳ぎたい」と目を輝かせた。
帰国のピークは来月6日の見込みです。