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鉄板荷崩れ事故 大型車の荷台から鉄板落下し乗用車直撃、重体2人死亡…東広島

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 25日午前11時ごろ、広島県東広島市河内町入野(にゅうの)の国道432号で、走行中の大型トレーラーの荷台から積み荷の鉄板約30枚が落下し、うち約15枚が対向車線を走っていた乗用車を直撃した。県警によると、乗用車は鉄板に天井を押しつぶされ、乗っていた男性2人が死亡した。

 東広島署などによると、死亡したのはレンタカー会社社員の松本康志さん(45)=同県府中町城ケ丘=と同僚の岡崎敏郎さん(59)=同市高屋高美が丘9丁目。松本さんは運転席、岡崎さんは助手席にいた。2人は一時車内に閉じ込められ、地元消防などが救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。松本さんの死因は圧死、岡崎さんは多発性外傷だった。

 トレーラーは同県福山市の運送会社「楓(かえで)商事」の所有で、署はトレーラーを運転していた福山市鞆町後地の運転手、宮崎圭一容疑者(34)を自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕した。容疑を同致死に切り替えて調べている。同県三次市内から東広島市内へ鉄板を運ぶ途中だったという。

 署によると、鉄板は縦約1.5メートル、横約3メートル、厚さ約2センチ。1枚の重さは700〜800キロほどといい、計35枚が荷台に平積みされ、金属性のワイヤで固定されていた。事故後、ワイヤは切れた状態だったという。トレーラーの最大積載量は26トンで、署は積み方や固定の仕方など運搬方法に問題がなかったか調べる。

 現場は片側1車線の緩やかな左カーブで、トレーラーがカーブを曲がった際に鉄板が崩れ落ちたと署はみている。

 亡くなった松本さんと岡崎さんが勤務するタイムズモビリティネットワークス(広島市中区)によると、2人はこの日、会社から同社所有のレンタカーで東広島市に商談に出かけていた。同社幹部は「残念という言葉しか思い浮かばない」と惜しんだ。

 松本さんの両親によると、松本さんは妻と高校生の2人の子どもの4人暮らし。妻の里奈さん(41)は「悔しい」、母の美津子さん(72)は「顔が腫れ上がって、息子と思えなかった。代わってやりたかった」と声を詰まらせた。

 現場は広島空港から西に約5キロ。現場近くの事業所の40代の女性事務職員によると、「ドンドンドン」という大きな音を聞いて外に出ると、トラックの男性運転手とみられる男性が「大丈夫か」と声をかけていたという。女性は「数年前にもトラックの横転事故があり、不安だ」と語った。





























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