第46回衆議院選挙は、16日朝から全国のおよそ4万9000か所の投票所で投票が行われています。総務省がまとめた午後2時現在の全国の投票率は27.40%と、前回=平成21年の選挙より7.79ポイント低くなっている。
衆議院選挙の投票は、繰り上げ投票が行われた離島など一部の地域を除いて、全国のおよそ4万9000か所の投票所で午前7時から行われている。総務省がまとめた午後2時現在の全国の投票率は27.40%で、3年前の前回の選挙より7.79ポイント低くなっている。
男女別では、男性が28.93%、女性が25.98%となっている。各都道府県の投票率は、最も高いのが島根県の36.03%、次いで山形県の34.13%、岩手県の34.02%などとなっている。逆に最も低いのが埼玉県の21.60%、次いで沖縄県の21.81%などとなっている。
一方、期日前投票を行った人は、14日までで全有権者の8.86%に当たる925万1022人で、前回=平成21年の衆議院選挙の同じ時期に比べ、169万3000人余り少なく、全有権者に占める比率では1.67ポイント低くなっています。
投票は、一部の投票所を除き、午後8時で締め切られて即日開票され、夜には大勢が判明する見通しです。
◇担当市職員が寝坊、投票開始27分遅れる…岐阜
岐阜市選管は、16日投開票の衆院選と最高裁裁判官国民審査で、市内の投票所1か所の開始時間が27分遅れるトラブルがあったと発表した。担当の市職員が寝過ごしたのが原因という。
発表によると、同市森東の三輪南第2投票所で、投票用紙と有権者名簿の搬入担当の男性職員(49)が遅刻し、午前7時の開始が27分遅れた。この間、有権者3人が訪れ、1人が開始を待って投票。いったん帰宅した男女のうち、女性はその後戻って投票したが、男性はそのまま仕事に出たという。
男性職員は15日午後10時過ぎ、市選管で同投票所で使う有権者名簿、小選挙区と比例選、国民審査の投票用紙計約4500枚を自宅に持ち帰り保管していた。
記者会見した市選管の服部悦郎事務局長は「このような事態を起こし、申し訳ない。最も安全な方法として、これまで投票用紙などを自宅で保管してきたが、今後、再発防止策を講じたい」と話した。