みなさんは外壁塗装は実は手抜きが多いということを知っていましたか？ 外壁塗装も決して安いものではありません。そのため業者選びは慎重に行わなければいけません。
外壁塗装の業者選びのポイントは公共工事にあります。いろいろと評判の良くない公共工事ですが、実は、手抜き工事に関しては鋭い目を光らせていいるのです。公共工事における塗装に関して、当たり前のように必ず行われていることが２点あります。「中塗りに色を変える」ことと「写真撮影」です。しかし、それを一般住宅で行われることは少ない。つまり手抜き工事を蔓延させているわけです。通常、塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの３工程で行います。そのなかの中塗りを色を変えてもらうのです。それは、まず、３回塗りしたことを、こちらがわかるためです。実は、３回塗りと言っても３回塗りの意味ではありません。下塗り＋上塗りの2回塗りです。そして、上塗りの2回は同じ色で塗ります。これが盲点で、上塗り１回でも見た目は同じです。ここに手抜きができるわけです。もちろん、よほど悪徳業者でないかぎり全体を上塗り1回で仕上げてしまうことはしないでしょう。しかし、やりづらい箇所、細かい箇所を1回で仕上げてしまう業者は多くいるようです。上塗りが1回であろうが2回であるか。実はプロにすら分かりません。
外壁塗装において中塗りを行う理由の第二は仕事の精度を上げるためです。例外もありますが、通常、塗料は上塗りを2回塗ってはじめて機能を発揮します。中塗り、上塗りを同じ色で塗ってしまえば、上塗りで塗り残しがあっても確認できません。もちろんプロでもあってもです。特に凹凸がある場合、へこんだ部分には塗料が入らないことがあります。これでは、塗り残しや塗り忘れを確認しようにもできません。このような事態を防ぐために、色を変えるのです。そこで業者選びのポイント、その１は中塗りの色を変えてくれる業者といえます。見積もりが出た時点で中塗りの色は変えないんですかと、あなたの方から聞いてみてください。ここで業者が見積書を作り直したり、仕上がりの色がおかしくなるなどの言い訳をしたら、それは明らかに工程を省くことを前提に出した見積書だという証拠なのです。このような業者は避けたほうが無難です
外壁塗装業者選びのポイント、その２は写真撮影を行ってくれる業者に任せるということです。全工程の写真を撮ってもらってください。外壁であれば、東西南北それぞれの下・中・上塗り、鉄部であれば、各箇所のサビ止・中・上塗りなどです。建物によっては300枚以上になることもあるでしょう。これをしなければ、どこを何回塗ったかなんて分かりません。それこそ中塗りの色を変えても、証拠がなければ変えたかどうかは分かりません。写真を提出しない業者であれば、提出してもらうようにしましょう。また、たとえ提出する業者であっても、全工程を撮影したかどうかを確認してください。手抜き業者であれば勝手に去っていくか、見積書を作り直すはずです。しかし作り直す業者も、やはり避けるべきです。
外壁塗装においては、上の2点を、絶対にセットで実施してください。中塗りの色を変えるだけ、写真だけではいけません。２点行えば、ほとんどの手抜き工事を回避できます。塗装工事は決して安い買い物ではありません。高い金額をドブに捨てるか、資産価値を高められるかは、お客様の一言で決まります。
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