山梨県警高速隊によると、2日午前8時ごろ、山梨県大月市と甲州市にまたがる中央自動車道・笹子トンネルで崩落事故が発生した。複数の車が巻き込まれ、火災が発生したとの情報があり、県警が確認を急いでいる。
東山梨消防本部によると、午前9時7分にNEXCO中日本から「トンネルの壁面が崩れ、車3台ぐらいが下敷きになった。車両火災も発生した」と通報があった。消防は自力で脱出した女性を病院へ搬送したが、けがは重くないという。現場付近はトンネル内からの煙が激しく近寄れない状態という。
県警高速隊によると、中央道の勝沼インターチェンジと大月ジャンクションの間で上下線とも通行止めとなった。
東山梨消防本部によると、通行止めになっている下り線から現場に向かっていた隊員が午前10時50分に現場に到着し、消火活動を始めた。
崩落はおよそ100メートルにわたっているとみられるということで、これまでに軽乗用車1台が燃えているという情報が入っているという。
また、山梨県によりますと、現場のレスキュー隊などが、並行する下り線のトンネルから避難のために造られた「避難坑」と呼ばれるトンネルに入り、崩落が起きたとみられる付近で活動を始めるということです。