8月の公演中の転落事故で右手首骨折などの重傷を負い休養していた歌舞伎俳優、市川染五郎(39)が25日、京都市右京区の京都松竹撮影所で始まったNHK−BS時代劇「妻は、くノ一」(来年4月放映)の撮影に参加し仕事復帰した。
右手首の患部を固定したプレートは埋め込まれたままだが、演技に支障はない。今回は、実はスゴ腕忍者の新妻を迎える天文学好きの侍という役柄のため、「剣のたつ人物とは真逆。(殺陣は)くノ一に任せ、見て楽しみます」と笑った。
相手役は時代劇初出演の女優、瀧本美織(21)。「若いっていいなぁ。今日から23歳のつもりで!」と心身ともリフレッシュして再起した。