加瀬亮が関西テレビ・フジテレビ系で放送中の阿部寛主演ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」に出演する。加瀬が本作で演じるのは、宮崎あおい粉する下島菜穂の夫である惠(めぐむ)。
惠は菜穂には何も言わず黙って家を出て、とある牧場で働いているという設定のため、11月初旬に長野県にある乳牛が飼育されている牛舎でロケが行われた。普段通りの飼育作業が行われている牛舎ではモーモーと牛の鳴き声が響き、セリフや演技のタイミングはOKでも「今のは牛の声が大きすぎたかも」と撮り直しになることもあったという。
本作で監督・脚本を務める是枝裕和監督とタッグを組むのはこれが5度目となる加瀬は、そんな中でも終始笑顔を絶やさずスタッフとも積極的にコミュニケーションを図っていたとのこと。加瀬自身も「いつもの是枝組のスタッフだから、映画のときと変わらない雰囲気でやれています」と撮影を振り返っている。
加瀬は妻役の宮崎とは雑誌の撮影で一緒になったことはあるというが、演技で組むのはこれが初めてとのこと。「すごく気持ちで演じる方だと思いました。一緒に立っていて、この場所にとてもいやすかったですね」とコメントするなど初共演を楽しんだようだ。「このドラマは、“視聴者を信じているドラマ”だと感じます。僕が演じるのはひどい男なんですけど(苦笑)、お話はとても温かいから、ぜひご覧になってください」とアピールしている。
ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」は、「体は大きいのに、小っちゃい」と言われ、家でも会社でも板挟みの阿部演じるサラリーマンの人生に、疎遠になっていた父が倒れたことをきっかけにして変化が訪れるさまを描いた作品。山口智子が阿部の妻役で「ロングバケーション」以来16年ぶりに連続ドラマに出演したことでも話題を呼んでいる。
ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」は関西テレビ・フジテレビ系にて毎週火曜夜10時より放送