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遠隔操作、添付画像に横浜の位置情報 朝日新聞記者への「真犯人」メール

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 遠隔操作されたパソコンから犯罪予告が相次いだ事件で、「真犯人」を名乗る人物から朝日新聞記者などに届いたメールに添付されていた画像は、横浜市内で13日に撮影されたとみられることがわかった。警視庁などの合同捜査本部は14日未明から捜査員を現地に派遣し、詳しく調べている。

 添付されていた画像は1枚。広げた新聞紙の上に人形が置かれ、パソコンの青いLANケーブルで囲った様子が写っていた。新聞はメールが届いた13日付の「神奈川新聞」だった。



 画像に記録されたデータから、13日午後11時12分にiPhoneを使って横浜市保土ケ谷区内で撮影されたとみられることが判明した。6月に横浜市のサイトに書き込まれた襲撃予告で標的となった小学校から数百メートルの地点で、捜査本部は、メールを送信した人物がこの周辺に住んでいる可能性があるとみている。

 また、メールの通信情報からは、海外の複数のサーバーを経由させる暗号化ソフト「Tor」(トーア)と呼ばれる匿名化システムが使われ、ドイツのサーバーなどを経て届いたこともわかった。

 このメールは、朝日新聞の記者など七つの宛先に送られていた。10月に犯行声明メールが送られた都内の弁護士も含まれており、捜査関係者によると、こちらもトーアが使われていた。

 メールが届いたのは13日午後11時55分。「真犯人です。」という件名に続き、本文は「おひさしぶりです。ミスしました。ゲームは私の負けのようです」などと書かれ、自殺を予告する記述もあった。



 文面の後には、弁護士に届いた犯行声明メールの発信元アドレスに朝日新聞記者などが送った取材の申し込みや質問のメールが引用されていた。発信元のアドレスは本人確認が不要なフリーメールだった。

 朝日新聞記者がこのアドレスに取材申し込みのメールを送ったのは10月16日午前2時44分で、今回届いたメールに引用されていた文面はすべて一致していた。捜査本部は、弁護士らに犯行声明メールを送信したのと同じ人物が今回のメールを送った可能性が高いとみている。



 一連の犯罪予告事件では4人が誤認逮捕され、警察当局が謝罪している。弁護士に届いた犯行声明メールは米国内のサーバーを経由していたことから、合同捜査本部は12日に捜査員5人を米国に派遣し、米連邦捜査局(FBI)に捜査協力を要請している。

























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