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箱根駅伝、柏原頼み脱却が勝因=東洋大、1秒を削り出せを合言葉にチーム一丸

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. 背後に追ってくる者はいない。東洋大のアンカー、斎藤は右手を突き上げ、チームメートの待つゴールに飛び込んだ。大会前は全日本大学駅伝覇者の駒大、昨季大学駅伝3冠の早大と「3強」の争いと言われたが、結果は2位の駒大に9分以上の大差をつけて圧勝。強さが際立った。

 総合3連覇を狙った昨年、21秒差で早大に屈して2位。エースの柏原が往路の5区で逆転してトップに立つ「必勝パターン」に持ち込んだが、復路で逆転を許した。なぜ負けたのか。酒井監督は「柏原が何とかしてくれるという甘えがなかったか」と指摘する。

 今季の合言葉は「1秒を削り出せ」。全ての区間で1秒でも短縮しようというチームプレーの意識を徹底させた。「自分が箱根のレギュラーになってやろうという選手が夏以降増えた。今までは人任せだったのに」(佐藤コーチ)。出雲全日本選抜駅伝では、1区で6位に終わった柏原の不振を全員でカバーし、逆転で初優勝。今回の箱根でも、全10区間中、柏原以外に区間1位が5人に上った。「柏原頼み」からの脱却が勝因であることは明白だ。

 柏原ら今季主力だった4年生は3月に卒業する。酒井監督は「挑戦者の気持ちで臨む」と気持ちを入れ替えた。3年生の斎藤や2年生の設楽兄弟らが先輩の遺産をどう生かすのか。来季は真価が問われる。 


(2012/01/03 時事ドットコム「「柏原頼み」脱却が勝因=東洋大、1秒を合言葉にチーム一丸−箱根駅伝」より)

































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