女優の井上真央、ピン芸人の渡辺直美が7日、映画『綱引いちゃった!』(11月23日公開)の女性限定試写会ティーチインに登壇した。
水田伸生監督から「本番前でもずっとしゃべっているんですよ」と女性出演者の多かった撮影現場での様子を明かされた井上は、「女性が多い作品だったので、移動中も、待ち時間も、撮影中も、ガールズトークしちゃいました。女子高生に戻ったみたいに女子会をしていました」と照れながら笑顔をみせた。また、共演した渡辺直美(25)については「撮影中、直美ちゃんがクマさんのTシャツを着てしゃべると、しゃべるたびにおなかのクマさんも動くんです。笑いをこらえるのが必死でした」と振り返った。
試写会には、玉山鉄二(32)も同席した。玉山が演技についてファンに説明している際、渡辺が過剰に何度もうなずくシーンもあった。「今日は女優として来ているので」という渡辺に対し、玉山が「なんだか往年の大女優のような雰囲気を出してますが、ちょっとムカつきますね」とつっこみ、笑いを誘った。それでもひるまず、渡辺は音楽に合わせて得意のビヨンセのモノマネを披露し、会場の視線をくぎ付けにしていた。
さらに「撮影の合間は必ず食べ物を持っていた」「朝からおにぎり4つ食べていた」など現場の様子を暴露。すると渡辺は自らも「撮影現場は楽しすぎて、真央ちゃんが泣くシーンの前に大笑いしていたら、大人になって初めてっていうくらいガチでスタッフに怒られた」と告白し、反省するそぶりをみせた。
そんな渡辺だが、撮影地の大分ではナンパされたといい「生で見るとかわいいって誘われて。仕事だからって断ったんですけど…翌日、現場へ向かうため部屋を出ると20人くらいのヤンキーに囲まれて、こんなに活気のある街はないって大分を好きになりました」と自慢げに語った。
その後の「女性のお悩み相談会」コーナーでは、試写会応募者から寄せられた悩みに出演者が答え、井上は「女子は悩みがつきません。でも決して一人ではないというメッセージがこの映画には込められています」と締めていた。
同作は、実在した女子綱引きチームに着想を得て描かれた女性群像コメディ。悩みを抱えるさまざまな女性たちが前向きに頑張る姿が笑とい感動を呼び起こす。