俳優の松山ケンイチ(27)が主演するNHK大河ドラマ「平清盛」(日曜後8・00)が26日、東京・渋谷の同局でクランクアップした。
低迷が続く視聴率について、松山は「数字の問題は最初から気にしていない部分があった。そこはあまり考えてない」としながらも、「ただ一つ言えることは、最低記録を更新できたことはすごく光栄」ときっぱり。「別にそれを狙ったわけじゃないけど、本気でやって本気で作品をつくってそれが出せるということは、めったにないこと。すごい高視聴率を出すのと同じぐらい難しいと思う。適当にやってのことでないので、そこには自信を持っています」と胸を張ってみせた。
21日放送の第41回の視聴率は、関西地区で平均7・5%(ビデオリサーチ調べ)で、NHKによると、記録が残る94年以降で過去最低。関東地区でも、7・9%にとどまり、過去最低となる8月5日放送(7・8%)に迫る低い数字で、3週連続の1ケタとなっている。
会見前のセレモニーで、松山はダイジェスト映像を見て目を潤ませ「全身全霊をかけて作品にぶつかっていったことは一生忘れられない経験」と1年4カ月の撮影を振り返り感慨深げ。最終回は12月23日で「最後の9回は清盛のダークな部分や温かい部分など今までとは違う形で表現されてると思う。最後まで見届けていただけたら」とアピールした。