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バルコニーに「監禁小屋」 尼崎変死の3人閉じ込め

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 兵庫県尼崎市の民家から男女3人の遺体が見つかった事件で、角田(すみだ)美代子被告(64)らが集団生活をしていたマンションのバルコニーに、被害者を閉じ込める「監禁小屋」があったことがわかった。捜査関係者が明らかにした。遺体で見つかった3人も閉じ込められていたという。

 遺体は尼崎市の安藤みつゑさん(71)と仲島茉莉子(なかしままりこ)さん(29)、高松市の谷本隆さん(68)。安藤さんは美代子被告の兄の交際相手、仲島さんは民家の住人女性(87)=行方不明=の孫、谷本さんは仲島さんの伯父になる。いずれの遺体も14、15両日に民家の床下の土の中から見つかった。

 美代子被告の関係者の証言から、3人は美代子被告宅で親族らから繰り返し暴行され、殺害された疑いのあることがわかっている。

 美代子被告宅は、民家から約700メートル離れた8階建てマンションの最上階にある。美代子被告宅のバルコニーの周囲は目隠しをするように木製フェンスで覆われている。

 捜査関係者によると、暴行の際、被害者たちはバルコニーにある小屋に閉じ込められていた疑いのあることが新たにわかった。小屋の扉には南京錠がかけられ、与えられる食事はカップラーメンやスナック菓子だったという。県警は遺体の骨の状況を確認し、栄養状態についても調べる。

 美代子被告の逮捕のきっかけになった昨年11月のコンクリート詰め死体遺棄事件でも、被害者の大江和子さん(当時66)は、美代子被告宅の隣にあるワンルームマンションに暗証番号式の内鍵をかけられて監禁されていたとされる。

 起訴状によると、飲み水は1日500ミリリットル、トイレは1日2回以下に制限。長時間立ったままの姿勢を強制され、長女(44)や次女(41)らから2カ月間にわたって繰り返し暴行を受け続けて、昨年9月に死亡したとされる。遺体はドラム缶に入れられてコンクリート詰めにされ、尼崎市内の貸倉庫に遺棄された。




























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