フジテレビが作ったCG女子アナの評判が散々だ。杏梨(あんり)ルネ(22)と名付けられ、デザインは人気漫画家の江川達也氏(51)。フジが誇る最新技術を駆使したという触れ込みだったが「動きは不自然だし、声も電子音みたいに高くてリアル感はゼロ。司会の牧原俊幸アナ(54)が『これから声が低くなるよう指導します』とギャグでごまかすほどだった」(フジ関係者)。
関係者から失笑を買ったこのCGアナは、15日スタートの新番組「にっぽんのミンイ」(月〜木曜深夜0時35分)を担当するが、この枠は9月まで、お笑いコンビのパンクブーブーと三田友梨佳アナ(25)が司会を務めた「ミタパンブー」を放送していた。
「あんなデキの悪いCGアナに取って代わられたパンクはかわいそう」との声がテレビ関係者から伝わってきたが、とんでもない。実は、パンクはとっくに“お気の毒様”だった。
そもそも「ミタパンブー」はパンクが昨年、「THE MANZAI」で優勝した時に約束された副賞の「レギュラー番組」だ。ただ、「パンクは自分たちの冠番組だと思っていたのに、メーンは三田アナでガッカリ。せっかく優勝したのに添え物みたいな扱いですから」(お笑い関係者)。
「○○パン」は2000年に千野志麻(35)の「チノパン」開始以来、フジが力を入れていこうとする新人女子アナの登竜門的番組だ。その局の思惑通り、天然キャラの三田アナの人気は上がり、CDシングルまでリリースしたが「パンクは完全に添え物になっていた。何とかしようともがいていたが、三田のかわいさの前では太刀打ちできなかった」(同お笑い関係者)。
パンクは評判の悪すぎるCGアナより前に、三田アナに潰されていたようなもの。それも実力なのかもしれないが、厳しい世界だ。