Quantcast
Channel: Boo-HeeのHoppingブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2229

オスプレイ 四国各地で目撃相次ぐ‐琉球独立? 日本(本土)に引っ越ししよう!

$
0
0

 沖縄に配備されたアメリカ軍の新型輸送機「オスプレイ」が、山口県の岩国基地から沖縄に向けて飛行中、四国の各地で相次いで目撃され、地元の自治体は不安を感じている住民も多いとして、国に事実確認を求めています。

 アメリカ軍は、オスプレイを沖縄に配備するため、今月1日から6日にかけて、合わせて12機を、順次、山口県の岩国基地から沖縄県の普天間基地に飛行させました。この際、山口県や沖縄県だけでなく、四国の各地でも、オスプレイが目撃されていたことが分かりました。

 このうち、愛媛県西部の大洲市では、今月2日と6日、北から南に向けて飛行する機体が目撃されました。ガソリンスタンドを経営する瀧野隆志さんは、6日にその様子を撮影しました。写真では、左右の大きなプロペラを回転させながら飛行しているのが、はっきりと分かります。

 瀧野さんは、野鳥観察が趣味で、持ち歩いていた望遠レンズ付きのカメラで、数十秒の間に、合わせて3機を撮影したということです。瀧野さんは「ヘリコプターとは明らかに違うジェット機のような音がして、とっさに上空を見上げました。かなりスピードが速く、後ろ姿を撮影するのが、精いっぱいでした」と話しています。

 また、高知県西部の四万十市では、今月1日と6日に、複数の住民が飛行中の機体を目撃しました。住民の1人は「上空の高いところを、北から南に飛んでいった。音が大きかった」と話しています。

 愛媛県と高知県は「不安を感じている県民も多い」として、防衛省に事実確認を求めていて、高知県には「1日に飛行したルートに、四万十市上空が含まれていた」と回答があったということです。防衛省は「オスプレイは、今回、民間の航空路を利用し、低空ではなく、高い高度で飛行したので、陸上を飛んでいたとしても、安全上、問題はない」と話しています。


 アメリカ軍の新型輸送機オスプレイは、これまでに計画されている12機すべてが沖縄の普天間基地に配備されたあと、初めてとなる飛行訓練を行いました。

 オスプレイは今月6日までに山口県の岩国基地から沖縄の普天間基地に相次いで到着し、今回計画されている12機すべてが配備されました。このうち2機が10日午後、飛行訓練を行いました。

 1機目は、午後1時30分にプロペラを上に向けてヘリコプターのようにほぼ真上に離陸し、その後、プロペラを水平に変えて飛行しました。また、およそ5分後には「隊長機」とみられる2機目がプロペラを斜め上にして走りながら速度を上げ、離陸しました。飛び立った2機は、いずれも沖縄本島西側にある伊江島の補助飛行場に着陸したのが確認されました。そして、東村高江の上空や名護市のキャンプシュワブの周辺を飛行したあと、午後3時半までに2機とも普天間基地に戻りました。

 これまでのところ、沖縄県などにトラブルなどの情報は入っていないということです。オスプレイが飛行訓練を行うのは5日ぶりで、12機すべてが配備されてからは初めてです。

 アメリカ軍は今月中にも本格的な運用を始める見通しで、引き続き機体の状況などを確認しているものとみられます。


◆特集ワイド:ザ・るぽ オスプレイ、普天間に配備 沖縄も日本だ、無視するな

 米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ12機が、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に配備された。仲井真弘多(なかいまひろかず)・沖縄県知事は9日、野田佳彦首相に「配備撤回」を要請。墜落の危険だけでなく、「沖縄差別」への怒りに震える現地を歩いた。

 これが日本で起きていることなのだろうか。

 配備前日の9月30日午後7時、普天間飛行場野嵩(のだけ)ゲート前。「警察が来ました!」という拡声機の声が響いた。オスプレイ配備に反対する市民は27日から車を横付けし、この日は約150人が車の間にびっしりと座り込んで基地のゲートを封鎖していた。そこで、県警が強制排除を始めたのだ。

「帰れ、帰れ」の市民のコールが続く。警官は「自分の意思でどいてください」と声を上げる。従わなければ、お年寄りや女性でも、警官4、5人で手足をもってひきはがし、連れていく。行き先は路上に止めた県警バスの横。ゲート前に戻らないよう、車体と警官の人垣で作った長方形の空間に閉じ込める。

「塀」となった警官の背で囲いの中はよく見えない。もみ合いで外れたのか、警帽がお手玉のように宙に舞う。近付くと、突然、警官が後ずさりしてきてぶつかった。中の人々が押しているのだ。警官がまた押し返す。

 囲いの中にお年寄りがみえた。女性が近寄る。「お父さん、もうこんな危ないところは帰ろう」「いいや、わしだけが帰るわけにはいかん」

 警官と向き合うのは怖いはずだが、みんな体を張って抵抗している。東京では出合わないむき出しの怒り。市民の排除が終わったのは、約4時間半後だった。

 オスプレイは開発段階で30人が死亡。今年4月にはモロッコ、6月には米国・フロリダ州で墜落事故が起きている。市街地に近く「世界一危険な基地」とされる普天間に、多数の事故死者が出ているオスプレイをなぜ置くのか−−。沖縄では9月9日、10万人が参加した反対集会が開かれたが、配備は強行された。

 配備初日の10月1日も、野嵩ゲート前では、市民の抗議が続いていた。沖縄市の男性(82)は「太平洋戦争以来、沖縄はずっと戦争と軍隊につきあわされている。復帰後だって、日米同盟の深化というが、進むほどに沖縄に基地が押しつけられている」

 抗議の座り込みのなかに、宜野湾市で今春の定年まで基地政策部長を務めた山内繁雄さん(61)がいた。山内さんは「政府との交渉では、沖縄は差別されていると常に感じていました」と話す。米軍情報を収集することに心を砕いてきて、オスプレイ配備情報も6、7年前につかんでいた。米海兵隊のホームページで公表されている「海兵隊航空計画」で、2013会計年度(12年10月〜13年9月)から普天間に配備されると明記されているのを見つけたからだ。だが、印刷した資料を手に防衛省の担当者に問うても「知らない」と言われるばかりだった。「それで、政府は沖縄のことを親身になって考えていると言えるんですか」

 騒音被害が最も深刻とされる普天間飛行場の隣、上大謝名(うえおおじゃな)地区を歩いた。2日正午過ぎ、東から「バババ」という重低音が響いた。オスプレイだ。両端の回転翼(ローター)が異様に大きく見える。住民数人が不安げに空を見上げる。

 この地区に住む友利(ともり)輝子さん(74)は「ヘリの音がうるさくて眠れないから、夜12時ごろまでテレビを見ている。ジェット機が通ると耳をふさいじゃう。撃ち落としたいくらい」。そのうえのオスプレイ配備。「普天間は返還されず、政府はこれでもかこれでもかと沖縄をいじめにかかっている」と怒る。

 オスプレイ反対は、けっして一部の市民の声ではない。わずか数日歩いただけで「(沖縄県民は)同じ人間と見られていない」「のけ者みたい」「虫けら扱いだ」……そんな言葉をあちこちで聞いた。

「差別という言葉はかつてはそう使われる言葉ではなかった」

 沖縄大名誉教授の新崎盛暉(あらさきもりてる)さん(76)=沖縄近現代史=は語る。「95年の米兵による少女暴行事件から増えて、普天間の県外移設を唱えた鳩山由紀夫首相(当時)の挫折で、決定的に定着したように思います」。新崎さん自身も90年代半ばから差別の特徴を明らかにするため「構造的沖縄差別」と表現するようになった。最近では、この言葉が沖縄の地元紙などで頻繁に登場する。

「構造的沖縄差別」とは安保条約など日米関係を成り立たせるために、本土と沖縄の間に必然的に生じる差別、日米安保体制に基づく差別のことだ。「戦後、米国は日本を目下の同盟者として育てることにし、安保条約を結びました。安保は『米軍との同居』を意味しますが、国民に反米感情を引き起こす。50年代は本土の米軍基地は広さで沖縄の8倍もあったため、本土でも各地で反基地闘争があった。日米両政府はその後、本土の基地は沖縄に移し、本土の国民には、安保の負の部分を隠して日米関係を安定させた。シワ寄せをうけたのは沖縄です。この結果、沖縄に基地の74%が集中する現在の状況を当然視する構造的差別がうまれているのです」

 新崎さんは言葉を強めた。「オスプレイの問題がまさしく典型です。民意が無視される状況の底には構造的沖縄差別があり、沖縄の人々はそれを感じ取っているのでしょう」。本土に「差別している」自覚はあるのか。「政治家や官僚は承知しています。一般の人は意識していないかもしれない。でも」と続けた。「自覚せずに差別を放置するのも問題ではないですか」

 オスプレイの普天間配備は6日に完了した。早くも安全のための運用ルールに違反した疑いが濃い飛行が繰り返されている。原則基地内に限られるはずの回転翼を上に向けた「垂直離着陸モード(ヘリモード)」で、市街地上空を飛ぶ姿が多数確認されているのだ。

 だが9日、仲井真知事と会談した野田首相はルール違反を沖縄とともに怒ることはなく、「(ルールが)遵守されるようにフォローアップしていきたい」と話しただけだった。

 米軍にルールを守らせることもできない政府と本土への失望はさらに深まる。「琉球独立」さえ語られる状況が、沖縄に生まれつつある。

==============

 愛媛県と高知県で、山口県の岩国基地から沖縄に向けて飛行中、四国の各地で相次いで目撃され、地元の自治体は不安を感じている住民も多いという。それの何が問題なのだろう。

防衛省
 1日に飛行したルートに、四万十市上空が含まれていた。オスプレイは、今回、民間の航空路を利用し、低空ではなく、高い高度で飛行したので、陸上を飛んでいたとしても、安全上、問題はない。


『配備初日の10月1日も、野嵩ゲート前では、市民の抗議が続いていた。沖縄市の男性(82)は「太平洋戦争以来、沖縄はずっと戦争と軍隊につきあわされている。復帰後だって、日米同盟の深化というが、進むほどに沖縄に基地が押しつけられている」・・・・・オスプレイ反対は、けっして一部の市民の声ではない。わずか数日歩いただけで「(沖縄県民は)同じ人間と見られていない」「のけ者みたい」「虫けら扱いだ」……そんな言葉をあちこちで聞いた。「差別という言葉はかつてはそう使われる言葉ではなかった」 沖縄大名誉教授の新崎盛暉(あらさきもりてる)さん(76)=沖縄近現代史=は語る。「95年の米兵による少女暴行事件から増えて、普天間の県外移設を唱えた鳩山由紀夫首相(当時)の挫折で、決定的に定着したように思います」。新崎さん自身も90年代半ばから差別の特徴を明らかにするため「構造的沖縄差別」と表現するようになった。最近では、この言葉が沖縄の地元紙などで頻繁に登場する。「構造的沖縄差別」とは安保条約など日米関係を成り立たせるために、本土と沖縄の間に必然的に生じる差別、日米安保体制に基づく差別のことだ。「戦後、米国は日本を目下の同盟者として育てることにし、安保条約を結びました。安保は『米軍との同居』を意味しますが、国民に反米感情を引き起こす。50年代は本土の米軍基地は広さで沖縄の8倍もあったため、本土でも各地で反基地闘争があった。日米両政府はその後、本土の基地は沖縄に移し、本土の国民には、安保の負の部分を隠して日米関係を安定させた。シワ寄せをうけたのは沖縄です。この結果、沖縄に基地の74%が集中する現在の状況を当然視する構造的差別がうまれているのです」 新崎さんは言葉を強めた。「オスプレイの問題がまさしく典型です。民意が無視される状況の底には構造的沖縄差別があり、沖縄の人々はそれを感じ取っているのでしょう」。本土に「差別している」自覚はあるのか。「政治家や官僚は承知しています。一般の人は意識していないかもしれない。でも」と続けた。「自覚せずに差別を放置するのも問題ではないですか」』

 敗戦の結果として出来たしまった秩序を、沖縄では構造的沖縄差別と呼んでいる。そう呼ぶことで、本土と沖縄の特に米軍施設の有無に差については、本土が沖縄に意図的に押し付けているとなっています。そうすることで責任逃れができる。一方、現在の日本は、敗戦の結果として出来てしまった秩序を維持しようとしているとすれば、その秩序は何も米軍施設の有無のみを示すものではないので、その秩序のあり方については、沖縄側も積極的に何らかの提案を行わねばならなくなる。同時に、敗戦の結果出来てしまった秩序の担い手でもあるとなってしまう。すると戦争体験者などは無邪気の国の戦争責任を非難していればいいとはならなくなる。これは沖縄人にとってはどうしても避けたいことだろう。そうしたことから構造的沖縄差別という言葉を好んで使っているのである。
 
 それに関連して、構造的沖縄差別をキーワードに、知事がそれを撥ね退ける理論を立て、その理論をもとに全国に基地撤去のムーブメントを起こすことを期待する人々もいる。しかし、キーワードとなる構造的沖縄差別という理論自体が、責任逃れの理論なので、それを根拠にした理論は、所詮、責任逃れの上塗りにしかならず、すした自己中心的な考えが国民の心を捉えることはないだろうと思う。


『抗議の座り込みのなかに、宜野湾市で今春の定年まで基地政策部長を務めた山内繁雄さん(61)がいた。山内さんは「政府との交渉では、沖縄は差別されていると常に感じていました」と話す。米軍情報を収集することに心を砕いてきて、オスプレイ配備情報も6、7年前につかんでいた。米海兵隊のホームページで公表されている「海兵隊航空計画」で、2013会計年度(12年10月〜13年9月)から普天間に配備されると明記されているのを見つけたからだ。だが、印刷した資料を手に防衛省の担当者に問うても「知らない」と言われるばかりだった。「それで、政府は沖縄のことを親身になって考えていると言えるんですか」』

 日本であるプロジェクトを進める場合、まず根回しが必要だとされている。根回しのないプロジェクトは成功しない。元首相鳩山氏の失敗に関連して仲井間知事は「予め花火をバンバン打ち上げるようなやり方では、どこの基地を受け入れませんよ。失敗するのは当たり前でしょう」とする趣旨のことを述べている。事の是非はともかく、防衛省としてはオスプレイを配備したい。しかし、その配備を公表すれば何事もうまくいかないことはわかりきっている。そこで、そうしたプロジェクトがあるのかという元宜野湾市基地政策部長・山内繁雄氏に対して「知らない」と応えた、としても不思議なことではない。それを「それで、政府は沖縄のことを親身になって考えていると言えるんですか」とするのは的外れの見方だろう。


『騒音被害が最も深刻とされる普天間飛行場の隣、上大謝名(うえおおじゃな)地区を歩いた。2日正午過ぎ、東から「バババ」という重低音が響いた。オスプレイだ。両端の回転翼(ローター)が異様に大きく見える。住民数人が不安げに空を見上げる。この地区に住む友利(ともり)輝子さん(74)は「ヘリの音がうるさくて眠れないから、夜12時ごろまでテレビを見ている。ジェット機が通ると耳をふさいじゃう。撃ち落としたいくらい」。そのうえのオスプレイ配備。「普天間は返還されず、政府はこれでもかこれでもかと沖縄をいじめにかかっている」と怒る。』

 政府は、本気で、辺野古移設、それが可能になるまで普天間飛行場の使用を考えているなら、上大謝名地区の防音対策について、もっと真剣に取り組むべきだろう。居住地の野嵩も普天間飛行場の隣にある地区だが「ヘリの音がうるさくて眠れないから、夜12時ごろまでテレビを見ている。」などといった記事を読むと、腰を抜かしてしまいそうになった。凄い惨状らしい。


『オスプレイの普天間配備は6日に完了した。早くも安全のための運用ルールに違反した疑いが濃い飛行が繰り返されている。原則基地内に限られるはずの回転翼を上に向けた「垂直離着陸モード(ヘリモード)」で、市街地上空を飛ぶ姿が多数確認されているのだ。だが9日、仲井真知事と会談した野田首相はルール違反を沖縄とともに怒ることはなく、「(ルールが)遵守されるようにフォローアップしていきたい」と話しただけだった。米軍にルールを守らせることもできない政府と本土への失望はさらに深まる。「琉球独立」さえ語られる状況が、沖縄に生まれつつある。』

 日米合意の内容は、法律や法規ではなく、努力目標を示す指標だからルールでない。ルールでないものは守る・守らないの対象には入らない。だから違反はないだろう。また琉球独立が実施の方向に進んだら、政府は喜んで後押しをすべきだろう。その方が、外交・防衛を語る上で楽になるし、沖縄への多額な交付金・補助金なども浮くので、それを社会保障に振り向けることもできる。日本に損はない。で、独立した暁には、日本(本土)引っ越ししよう。
























Viewing all articles
Browse latest Browse all 2229

Trending Articles