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仲井間沖縄県知事、基地問題共有へ行脚ー森本防衛相:29日から沖縄、山口へ オスプレイ分析報告

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■知事、基地問題共有へ行脚 長崎・大分訪問

 仲井真弘多知事が、米軍基地をめぐる問題意識の共有を図るため、基地を抱える県外の都道府県知事との個別会談を検討していることが22日、分かった。早ければ来週にも長崎、大分両県の知事と会談する方向で調整している。沖縄の知事が他県を相次いで訪問し、基地問題で個別会談を重ねるのは極めて異例。

 米軍普天間飛行場移設をめぐり仲井真知事は県外移設を求める方針を掲げており、県外の知事との相次ぐ接触が移設先探しと受け取られる懸念もあるが、県幹部は「普天間の移設先検討ではない」としている。

 在日米軍専用施設の面積74%が沖縄に集中する過重負担が続いている中、基地問題が日本全国の問題になり得ていないという危機意識が沖縄県側にある。現状を打破するため、仲井真知事は県外の知事と会談し、基地をめぐる政治的環境や住民意識の違い、米軍との向き合い方などを率直に意見交換したい意向だ。

 米軍の運用が重視され、住民側の要望がかなわない沖縄の実情を伝え、問題意識の共有を試みる中で自治体同士の連携を模索する狙いもある。会談は渉外知事会を構成する都道府県を中心に検討している。

 沖縄県知事が基地問題で全国を行脚した事例は、稲嶺恵一知事(当時)と比嘉茂政副知事(同)が2003年、日米地位協定改定を訴えて基地所在の13都道県の知事・議会議長に協力を要請したことがある。稲嶺氏は「地位協定の問題を国民一人一人が自らの問題としてとらえてもらう契機にしたい」として直接行動の必要性を強調していた。


■沖縄知事、基地問題で行脚 来週にも長崎県訪問

 沖縄県の仲井真弘多知事が米軍基地問題の現状や対策について意見交換するため、基地を抱える他県を訪問して知事との会談を検討していることが23日、県への取材で分かった。来週にも長崎県の中村法道知事との会談を予定しているほか、日米共同訓練が実施される大分県も訪問する方向で調整している。

 県幹部によると、沖縄県知事が基地問題に絞って他県を行脚するのは、過去にあまり例がないという。

 沖縄県には在日米軍専用施設の約74%が集中、仲井真知事は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の県外移設を訴えているが、県幹部は「(普天間飛行場の)移設先の検討ではない」としている。


■森本防衛相:29日から沖縄、山口へ オスプレイ分析報告

 森本敏防衛相は24日、沖縄、山口両県を29日から2日間の日程で訪問する方向で調整に入った。沖縄県の仲井真弘多知事や山口県の山本繁太郎知事らと個別に会談し、モロッコで起きた垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ墜落事故に関する米政府の調査報告書について日本政府が分析した結果を伝える。

 これに関連し防衛省の安全性分析評価チームは30日、ワシントンで、米側からフロリダ州で起きた墜落事故の調査結果の説明を受ける。同省はこれを分析した結果を9月上旬ごろまとめ、日本政府として安全性を最終確認する考え。その後、森本氏は両県を改めて訪れて両知事に会い、米軍岩国基地(山口県岩国市)での試験飛行や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)で本格運用を始める方針を伝える見通し。


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 在日米軍専用施設の面積74%が沖縄に集中する過重負担が続いている中、基地問題が日本全国の問題になり得ていないという危機意識が沖縄県側にあるらしい。その通りだろう。県民ですら沖縄の問題だとしているが全国の問題だとはしていない。もっとも「基地問題は沖縄問題ではなく全国の問題です」とする言い方はある。しかし、これは沖縄県民を除く国民が考える問題であるという意味合いが強い。そのため、その意識に接した人の反応は「なぜ、沖縄県民は考えることを免除されるんだ」というものである。基地問題を全国の問題だとした場合、それは「沖縄から基地をなくす方策を考えましょう」ではなく、「戦後の秩序、特に政治体制を考えましょう」になるはずで、それを沖縄県民は全く考えていない。そうした認識は沖縄県側には全くないらしい。

 だから「沖縄から基地をなくす方策を考えましょう」が全国的にならない現状を打破するため、仲井真知事は県外の知事と会談し、基地をめぐる政治的環境や住民意識の違い、米軍との向き合い方などを率直に意見交換したい意向だという。そうすることで基地問題が日本全国の問題になると踏んでいるのだから、すごい自信家だと思う。

 沖縄県知事が基地問題で全国を行脚した事例は、稲嶺恵一知事(当時)と比嘉茂政副知事(同)が2003年、日米地位協定改定を訴えて基地所在の13都道県の知事・議会議長に協力を要請したことがある。稲嶺氏は「地位協定の問題を国民一人一人が自らの問題としてとらえてもらう契機にしたい」として直接行動の必要性を強調していた。しかし、それは全く成果を得なかった。今年、地位協定の一部の運用が改善された。それは稲嶺恵一知事らの行脚とは無関係である。

 誤りを犯すのは人間である。しかし同じ誤りを二度すれば、馬鹿である。そのうえ自信家だとしたら目も当てらない。とはいえ仏の顔も三度までである。今回で行脚や訪米などは止めるようにした方がいいのではないだろうか。
























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