15日、午後6時半ごろ、宇都宮市宮の内4丁目のアパートの部屋と近くの駐車場にとめてあった車の中から、この部屋に住む宇賀地美知男さん(55歳)と美知男さんの兄の宇賀地正二さん(67歳)、それに57歳の別の兄の3人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、部屋で見つかった美知男さんと車の中で見つかった正二さんには首に絞められたあとがあり、57歳の兄が部屋の中で首をつっていたということです。
車内で見つかった介護施設に入所している次男・宇賀地正二さん(67)と、この部屋で一人暮らしの障害を持つ六男・美知男さん(55)の首にいずれも絞められた痕があり、市内の別の場所に住む真ん中の五男・保夫さん(57)が、室内で首をつっていた。遺書などはなかった。
正二さんと美知男さんは体が不自由なため、介護が必要だったということで、警察は、無理心中を図った可能性が高いとみて捜査している。
3人の死因が窒息死であることが16日、分かった。