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毎日の垢落としは感染症の危険?

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 未解決の難問に決着をつける、探検バクモンの名物企画「UNSOLVED」。7月18日放送は「アンチエイジングはどこまで可能か?」に挑むでした。番組では、自ら実践する若返り術が次々ベストセラーになっている外科医・南雲吉則57歳に密着し、30代からあらゆる健康法やダイエット法を試してたどり着いたという、「食べるな」「温めるな」「スポーツをするな」「食べたらすぐ寝ろ」といった常識破りのライフスタイルを取材、紹介していました。

 私が”えっ?”と思ったのは、南雲氏が「垢は落とさない」という発言でした。その理由は「垢は感染症を防ぐ役割を持っています。それがなくなくなれば感染症になりやすい」ということでした。つまり氏はシャワー派であり、しかも「温めるな」の人でもあり、春夏秋冬「水浴び」。

 感染症になるから垢を落とさないは、医学的には正しい主張なのかもしれないが、常識的には極端な見方だと思う。実際、あなたの周りで「毎日、風呂に入り、石鹸などを使って垢を落としている人が感染症になった」という方はいますか? この垢を落とすと、に関してはボディーだけでなく「耳垢」についても同じことが言えるらしい。

 以下、みさと耳鼻科・宮城裕二氏の意見です。

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 耳が「かゆい〜!」と綿棒で頻回に耳を触れているあなた! 要注意です。暑く長い沖縄の夏は、涼しさを求め海水浴、プールと水に親しむ機会が増えます。その時耳に入った水をどのように取っていますか? なかなか取れずに、綿棒やティシュで耳をこすっている内に痛くなったことがありませんか。汗をシャワーでさっぱりと流す時、ついでに綿棒を使用して耳の水気を取り去りスッキリ。毎回シャワー後、耳を触る癖がつき、耳が痛くなることはなかったでしょうか? このように頻回に耳を触ることで耳の皮膚を傷つけ、痒(かゆ)みから、だんだんと痛くなる外耳道の病気「外耳炎」を引き起こしてしまうのです。

 外耳道は耳の入り口から鼓膜までをいいます。耳の入り口から外側3分の1が軟骨部外耳道、それより内側3分の2を骨部外耳道といいます。軟骨部外耳道には殺菌作用のある粘液を出す分泌腺などがあり、その作用でバイ菌やカビなどの外敵を消滅させ、耳を守っているのです。触り過ぎると外耳道皮膚を傷つけてしまい、もともとあった皮膚の殺菌作用が弱くなり、抵抗力も落ちてきます。そのため傷からバイ菌が簡単に侵入し、どんどん化膿(かのう)が進むため膿(うみ)がたまり、大人でも泣くほど痛みを生じる重症の外耳炎になってしまいます。

 もう一つ外耳炎の原因になる耳垢(あか)についてお話します。耳垢は軟骨部外耳道にたまります。分泌液と古くなりはがれた外耳道皮膚が混じって、耳垢になります。耳垢は単なる排せつ物ではなく、外からのバイ菌等の感染に対する防御と、虫が耳に入るのを防ぐ役割を担っています。

 その理由で耳垢は多少残しても良いのです。耳垢を取るための耳掃除は気持ち良いので、ついつい耳かきや綿棒で掃除をやりすぎて皮膚を傷つけ、外耳炎になってしまいます。

 そこで耳掃除のコツ! 子供だけではさせないでください。できるだけお父さんお母さんがやってください。耳を後ろに引っ張ると耳の入り口が見えます。そこに耳垢が見えたら細い綿棒で軽く取り除きます。それより耳の奥には耳垢はたまりませんので、耳垢が見えないなら掃除の必要はありません。月に1回の耳掃除で十分です。

 耳かきは皮膚を傷つけないよう優しくお使いください。耳垢が耳の奥にあるため取りにくい時、耳のしつこい痒みがある時は無理に触れず、近くの耳鼻咽喉(いんこう)科受診をお勧めします。
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 耳掃除は月に1回で十分かも知れない。しかし毎日耳掻きをしても問題はないと思う。理由はボディーの垢落としと同じである。あなたの周りで毎日の耳掃除で「外耳炎」を引き起こした人はいるだろうか? もっとも、ボディーであれ、耳であれ、皮膚が赤くなるほど、または剥がれるほど、垢落とし・垢取りに夢中になる人は別だけども!



























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