強い台風4号は18日午後4時現在、那覇市の南約250キロにあり、時速約30キロで北北東に進んでいる。
中心付近の最大風速は40メートルで、中心の南東側190キロ以内と北西側110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
19日正午までの24時間に予想される降水量は、いずれも多い所で、沖縄地方で120ミリ、奄美地方で100ミリ、九州南部、四国地方、九州北部地方で250ミリ、近畿地方、東海地方で100ミリの見込み。
強い台風4号は18日夜、沖縄地方に最接近し、さらに北北東に進んだ。19日昼すぎから夕方にかけ四国に最も近づき、四国から東海にかけて上陸する可能性がある。気象庁は、九州から東北の太平洋側を中心に大雨になるとして、土砂災害や暴風、交通への影響に警戒を呼び掛けた。
6月に上陸すれば2004年以来となる。台風の接近で梅雨前線も北上するため、東日本大震災の被災地でも19日夜から大雨となり、地盤が沈下した地域では家屋の浸水にも注意が必要。今は大潮の時期で、高潮にも警戒が必要という。
4号は18日午後9時、那覇市の南東約140キロを時速約30キロで北北東に進んだ。中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心の南東側190キロと北西側110キロ以内では風速25メートル以上の暴風域。
勢力は弱まっているが、19日午後3時には時速約50キロになる見通しで、強風が急に吹く恐れがある。沖縄から東海は同日にかけ最大風速20〜35メートル、最大瞬間風速30〜50メートル、波の高さ6〜10メートルと予想される。