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中野美奈子 自分の無駄を省く前に人の金に目をつけた国家戦略―10年以上取引ない880億円

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あなたの口座は大丈夫!?“休眠口座”の活用浮上
 政府が「休眠口座」の活用を模索しているということで休眠口座のことを解説した。休眠口座とは最後の取引から10年経った1万円未満の口座のことで、日本では年間約880億円あり、相続などの払い戻しを引くと約540億円あるという。昨日、政治家は休眠口座が300億円くらいのあると記者に話し、休眠口座の議論の開始をしたという。

 昨日、政府が「休眠口座」の活用の議論の開始をしたという。休眠口座は年間約800億円以上あるという。街の人の意見では賛否両論があり、古川元久国家戦略担当は勝手に使うものではなく、日本の成長の為に議論していると述べた。

 スタジオで休眠口座の話をした。法的には銀行の場合、最後の取引から5年、信用金などは10年で預金者の権利が失うといい、海外ではイギリスなど積極的に国が活用しているという。そしてスタジオでは使うなら責任を持って使ってほしいと話、さらに猶予期間を作ったりする必要があると話した。






笠井信輔
 小倉さん、休眠口座持ってますか。

小倉智昭
 ありますね、微々たるお金ですが。暗証番号も忘れた。


 休眠口座は長いこと利用しないまま死んだようになっている口座のことだ。政府にこれを活用しようという話が出ている。なにしろ、昨年3月時点(2011年)で約880億円。相続などで払い戻す分が約340億円、差し引き約540億円にもなる。ここから管理費用をのぞいた金額を放っておく手はないというわけだ。

 最後の取り引きから10年が経ち預金額が1万円以下だと、本人への通知なしで自動的に休眠口座にされてしまう。1万円以上だと、通知されて届けば普通の扱いに戻るが、転居などで通知が届かないとこれも休眠になる。

 いったん休眠になるとATMでの扱いが止まるので、これを整理しようとすると、口座のある銀行支店まで出向かないといけない。ところが、金額が150円とか何百円とかだと電車賃の方が高くつく。だから放ったらかし。これが540億円の中身だ。

 きのう15日(2012年2月)の政府の「成長ファイナンス推進会議」で議論が始まった。これをベンチャー企業やNPO支援に活用しようというのだ。「事業が被災地で行われれば間接的に復興にも役立つ」という。


古川元久・国家戦略担当相
 12億口座あって、800億円のうち300億円くらい活用できるのではないかという話だった。国が勝手に取り上げるということではない。お金の流れをいかによくしていくかだ。


 街で聞くと、「え、そんなにあるの」「目のつけどころは悪くない」「復興に使われるんなら」と賛同する意見が多い。銀行は「個人の資産だから合意が必要」と否定的だが、運用はしているのだから似たようなものである。法的には、最後の取り引きから銀行では5年、 信用金庫などでは10年で、預金者の権利は失われるのだそうだ。郵貯はまだ発足4年なので休眠はない。

 これを活用させている例は多い。たとえばイギリスでは、15年で休眠になり、協同組合基金に移管して、NPOや福祉事業者などを支援している。休眠口座を調べるサイトも作っているという。


小倉
 かをりちゃんはありませんか。

真鍋かをり
 高校時代のアルバイトとか、数百円単位のはありますね。こういう話を聞くと、自分のムダを省く前に、人のものに目をつけたのかなと思ってしまう。

福田和也(評論家)
 使うのはかまわないが、イギリスみたいに基金を作るとかしないと説得が難しいかも。

小倉
 期限を決めて、それまでに動かす人は動かしてと告知しないといけないでしょう。


「政府がねこばば?」といわれないようにしないとね。


























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