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北朝鮮「看板アナ」画面から消えた 50日以上

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 北朝鮮の国営朝鮮中央テレビで金正日総書記の動静など重要報道を担当する女性アナウンサー、リ・チュンヒ氏(68)が10月19日の放送を最後に50日以上、同テレビに出演していないことが分かった。ラヂオプレス(RP)が12日までに伝えた。

 力強い口調でニュースを読み上げることで知られるリ氏は、「人民放送員」や「労働英雄」の称号を持つ看板アナウンサー。リ氏がこれほど長期にわたって姿を見せないのは異例という。

 リ氏は10月19日夜の定時ニュースで、ロシアのタス通信の書面インタビューに対する金総書記の回答を読み上げたのを最後に出演が途絶えた。



 北朝鮮のテレビでキム・ジョンイル総書記の動静など、重要なニュースを読み上げている看板女性アナウンサーが、50日以上画面に登場していないことがわかりました。いったい、何があったのでしょうか。

 12日打ち上げに成功した、H2Aロケット20号機。情報収集衛星「レーダー3号機」を搭載しています。事実上の偵察衛星で、夜間や悪天候の時でも地上の物体を撮影できる「レーダー3号機」。これで、北朝鮮の軍事施設の監視などを行うといいます。

 この北朝鮮で、ある異変が起きているというのです。あの看板アナウンサーが、テレビから姿を消したというのです。


朝鮮中央テレビ、10月19日放送
 偉大な領導者、キム・ジョンイル同志が2011年10月13日にロシア『イタル・タス通信』が提起した質問に答えた内容をお送りします。


 北朝鮮の国営朝鮮中央テレビで、長年、キム・ジョンイル総書記の動静など最重要とみられるニュースを読んできたリ・チュンヒ アナウンサー。ラジオプレスによりますと、この10月19日を最後に、50日以上出演が途絶えているといいます。

 リ・チュンヒ氏は「人民放送員」や「労働英雄」の称号を持ち、国から高級車や住居などを与えられたとも伝えられている看板アナウンサー。朗々とうたい上げるような発声が特徴です。


アジア放送研究会 山下透会長
 もともと俳優でかなりの声量、おなかの底からのアナウンス。人民に対する説得力でNo.1。一般人民に知らしめる役割が必要な報道を主に担当している。


 北朝鮮の放送をウォッチしているアジア放送研究会の山下透会長によりますと、リ・チュンヒ氏の語り口調は、北朝鮮の放送マニュアル本「放送員話術」に忠実に沿ったものだといいます。党の指導通りにニュースを読み分けるこの技術こそ、リ・チュンヒ氏を最高位のアナウンサーに押し上げたといえます。

 また、山下氏によりますと、突然、出演が途絶えたラジオのアナウンサーの中には、後に交通事故で死亡していたことが判明したり、収容所で銃殺されたりした人もいたといいます。リ・チュンヒ氏に何があったのでしょうか。


アジア放送研究会 山下透会長
 68歳という年齢を考えると、何かの病気かもしれない。放送デビュー40周年なので勇退も考えられなくはない。勇退、病気、体に問題があったなどいろいろなことが考えられる。


 映像は出てこないものの、リ・チュンヒ氏が読んでいると思われるナレーションがつい先月、放送されていることから粛清された可能性は低いといいます。


朝鮮中央テレビ、今年1月1日
 主体100年、2011年、希望に満ちた新年が訪れました。


 今年の元旦、晴れがましい服装で新年の挨拶をしたリ・チュンヒ氏。来年の元旦が注目されています。


(2011/12/12 47NEWS(よんななニュース)「北朝鮮看板アナ、姿消す 国営テレビから50日以上」より)
(2011/12/12 MBSニュース「北朝鮮「看板アナ」画面から消えた訳は」より)


 もっとも信頼性の高い説は重病説だろう。
























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