2,000 メートル先の標的にも命中させることのできるレーザー誘導型の小口径弾を米サンディア国立研究所が開発したとのこと (サンディア国立研究所のニュースリリース、Gizmag の記事、本家 /. 記事より) 。
ダーツのような形をした誘導弾は長さ 10 cm 程であるが、銃弾の先に内蔵された光学センサーが標的を検知し、その情報に基づき内部の 8 ビットプロセッサが誘導を行う仕組みとなっている。この誘導装置がフィンを制御して銃弾を標的まで導くのだが、興味深いのは標的が遠い程に命中精度が上がることだ。標的に到達するまでの時間が長い方が銃弾の動きがより安定するのだそうだ。
既に試作品での実験には成功しているが、将来的には軍や警察、娯楽目的の射撃などに利用されることを目指しており、現在は実用化に向けて提携先を模索している状況とのこと。
(2012年02月02日 スラッシュドット・ジャパン「誘導型の小銃弾、2000 メートル先の標的にも命中」より)