ロンドンのヒースロー空港に駐機していたボーイング787型機が発火した問題で、英航空事故調査局(AAIB)は13日、声明を発表し、現時点の調査では、バッテリーと発火の「直接の因果関係を示す証拠はない」とした。同型機に再びバッテリー関連の問題が生じたかどうかが注目されていたが、事故との関係に懐疑的な見方を示した。
AAIBは米運輸安全委員会(NTSB)や米ボーイング社などと初期調査を開始しており、原因判明には「数日が必要」としている。ただ、「熱による損傷部分はバッテリーの設置場所から離れているのは明らか」とした。
事故では、「機内に煙が発生し、機体後部の上部に熱による大きな損傷が生じた」としている。