スマートフォン(多機能携帯電話)などハイテク製品に使われるレアアース(希土類)をめぐって、沖縄県日中友好協会(那覇市)と中国・内モンゴル自治区の対外友好協会が事業協力に合意したことが29日、日中関係者への取材で分かった。
レアアースは中国が世界生産量の9割以上を占める戦略物資で、内モンゴル自治区は最大級の生産地。尖閣諸島問題などで日中関係がぎくしゃくする中、レアアースの安定供給は日本の懸案で、今回の動きは異例の“草の根外交”として注目されそうだ。
(01/29 北海道新聞「レアアース安定供給へ事業協力 沖縄と中国で草の根外交」より)
レアアースの「中国が世界生産量の9割以上」という流れには変化が生じ始めている。その流れから見れば、沖縄県日中友好協会の動きは、たとえれば「すでに成長産業ではなくなりつつある産業に投資する」ということであり、これが多大な負債となって跳ね返ってくるだろう。
それにしても、どうして沖縄人は常に勝手なことをしたがるのだろうか。琉球王国という独立国家であり、経済的自立と優れた外交術があったという幻想に取り憑かれているからだろうか。幻想に憑かれて動くことと草の根外交とは違うものではないのか。