女優の新垣結衣さんが主演した日曜劇場「空飛ぶ広報室」(TBS系)の最終回が23日、10分拡大で放送され、平均視聴率は全話通じて最高の15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と有終の美を飾った。
ドラマは、「図書館戦争」シリーズや「フリーター、家を買う」などで知られる有川浩さんの人気小説が原作。強引な取材が問題視され、情報番組のディレクターに異動となった元記者の美人テレビディレクター・稲葉リカ(新垣さん)と、足のけがにより夢を絶たれた航空自衛隊の元戦闘機パイロットで航空幕僚監部の広報室に勤務する空井大祐(綾野剛さん)が取材を通して出会い、新たな目標を見つけて奮闘する姿を描いた。個性的な広報室のメンバーは、大祐の上司にあたる広報室長を柴田恭兵さん、広報室のメンバーをムロツヨシさん、水野美紀さん、要潤さん、高橋努さんが演じた。
最終話は、東日本大震災から2年後、ブルーインパルスが松島基地へ帰還するニュースが伝えられ、リカ(新垣さん)はこの2年間の仕事ぶりから、公正な目で取材できるだろうと、松島基地へ震災の取材に行かないかと阿久津(生瀬勝久さん)に薦められる。リカは、震災当時、松島で被災した空井(綾野さん)を心配し、メールでのやり取りが続いていたが、空井が志願して松島基地に異動したことをきっかけに、連絡をとっていなかった。ある夜、柚木(水野さん)たち昔の広報室のメンバーが久しぶりに東京で集まり、いつもの居酒屋へリカを呼び出す。柚木たちは、あの日の松島を取材してきてほしいとリカを説得する……という展開だった。