山形県教育庁は10日、児童や生徒への体罰を理由に、県内の公立小中高校の教員計121人を処分した。このうち11人は停職や減給など、地方公務員法に基づく懲戒処分。県教育庁は「この規模の処分は県内で初めてで、重く受け止めている」としている。
処分は2010〜11年度の体罰による4人、13年度の2人を除き、12年度中の行為が対象になった。実際に体罰を加えた教諭は119人で、2人は監督責任が問われた校長。
最も重い処分は長井市の中学校で昨年12月、バレーボール部の男子生徒2人の顔を平手打ちし、1人の鼓膜を破るけがを負わせた30代男性教諭の停職3カ月。