アーティストとトップスケーターが共演するアイスショー「アート・オン・アイス 2013 in JAPAN」(産経新聞社など主催)が1日、東京・国立代々木競技場で開幕。ソチ五輪シーズンで3季ぶりの復帰を明言した元世界女王の安藤美姫が、約9カ月ぶりのショーで氷上を美しく舞った。
「表現をもっとレベルアップするために挑戦したい」と今回のショーに臨んだ安藤。ジャンプを封印したものの、英国出身のメゾ・ソプラノ歌手の歌声に乗せた華麗なスピンなどを披露して観客を魅了。さらに、バレエ音楽「ボレロ」の情熱的なリズムで舞い、会場は大きな拍手で包まれた。
男子の高橋大輔(関大大学院)や早大1年の羽生結弦は、歌手の藤井フミヤさんとのコラボレーションで演技。フィナーレでは、そろって4回転ジャンプに挑戦して会場を盛り上げた。トリノ五輪金メダルの荒川静香さんも代名詞のイナバウアーを披露した。
人気子役、本田望結(9)もゲストスケーターとして登場。華麗な演技を披露した。4歳からスケートを始めた望結は、この日のために用意した新プログラム「マッチ売りの少女」で、切ない少女の心を感情豊かに表現。2回転フリップ、2回転トゥループのジャンプ技や、ビールマンスピンなど高難度の技も決めた。
ショーは2日まで。BSフジで9日午後7時から同8時55分まで放送予定。